第35回サンアントニオ乳癌シンポジウムでハラヴェン®に関する最新試験データを発表

エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、2012年12月4日から8日まで米国サンアントニオで開催される「第35回サンアントニオ乳癌シンポジウム(San Antonio Breast Cancer Symposium: SABCS)において、当社が創製したハラヴェン®(一般名: エリブリンメシル酸塩)の最新試験データを発表しますのでお知らせいたします。

当社はハラヴェン®の臨床での有用性を立証し、その価値の最大化をはかるために、継続的に複数の臨床試験を実施しています。今回のSABCSでは、アントラサイクリン系およびタキサン系抗がん剤による前治療歴を有する局所進行性・転移性乳がんの患者様1,102名を対象として、より早期から治療貢献することをめざして実施した、カペシタビンとの比較対照試験(301試験)の結果についても、12月7日に口頭発表が予定されています。SABCSにおけるこれらの発表は、当社の乳がん治療に対する取り組みとその研究成果を示すものです。

当社は、がん関連領域を重要なフランチャイズ領域と位置づけており、最先端のがん研究から革新的な創薬を行い、がん患者様とそのご家族、さらには医療従事者の多様なニーズの充足とベネフィット向上に、より一層貢献してまいります。

■本年のSABCSで採択された当社の製品・開発品に関連する主な発表は以下の演題となります。

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製品・化合物発表演題・予定日時(現地時間)
ハラヴェン®
(エリブリンメシル酸塩)
抄録番号:S6-6
アントラサイクリン系およびタキサン系抗がん剤による前治療歴を有する
局所進行性・転移性乳がん患者を対象とした多施設共同、無作為化、非盲検
によるエリブリンメシル酸塩とカペシタビンの並行群間比較第Ⅲ相試験
口頭発表:12月7日(金)16:30-16:45
ハラヴェン®
(エリブリンメシル酸塩)
抄録番号:P1-12-02
局所再発・転移性HER2陰性乳がん患者を対象とした第一選択治療としての
エリブリンメシル酸塩の多施設共同、単一群第Ⅱ相試験
ポスター発表:12月5日(水)17:00-19:00
ハラヴェン®
(エリブリンメシル酸塩)
抄録番号:P5-20-04
局所再発・転移性HER2陽性乳がん患者を対象とした第一選択治療としての
エリブリンメシル酸塩とトラスツズマブの併用による多施設共同、単一群第Ⅱ相試験
ポスター発表:12月7日(金)17:00-19:00
ハラヴェン®
(エリブリンメシル酸塩)
抄録番号:P1-13-11
早期乳がん患者における投与間隔を短縮したドキソルビシンとシクロホスファミド投与後のエリブリンメシル酸塩による補助療法の可能性を検討する単一群第Ⅱ相試験
ポスター発表:12月5日(水)17:00-19:00
ハラヴェン®
(エリブリンメシル酸塩)
抄録番号:P6-11-14
エリブリンメシル酸塩の治療期間中に緩和的放射線治療を施行されている転移性乳がん患者における安全性と忍容性に関する事後解析結果
ポスター発表:12月8日(土)7:00-8:30
(化合物の該当無し)
抄録番号:P6-09-06
転移性および早期乳がん患者様のご家族が抱える負担に関する研究
ポスター発表:12月8日(土)7:00-8:30

以上