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ニュースリリース

(2010年3月26日) 印刷用(PDF 20KB)

重症敗血症治療剤「エリトラン(E5564)」の第3相試験を継続


 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、現在グローバルで進行中の重症敗血症治療剤「エリトラン(E5564)」の第3相試験について、独立データモニタリング委員会(Data Monitoring Committee: DMC)による、1500例での本化合物の有効性と安全性に関する中間解析評価の結果、2010年3月25日(英国時間)、DMCより目標症例数である2000例まで本試験を継続することを推奨されました。また、DMCは、本試験を継続する上で、本化合物の安全性については問題が認められなかったとしています。

 今回の推奨を受け、当社は、当初の計画通り、2000例の目標症例数を達成するまで本試験を継続いたします。

 敗血症は、感染に対する過剰な全身性炎症反応が生じた重篤な病態です。重症例では、敗血症性ショックや血管内凝固症候群、臓器不全を引き起こすため、死亡率が非常に高くなります。現在、重症敗血症の治療は選択肢も限られており、米国では毎年20万人以上の患者様が重症敗血症で命を落としていると言われています。

 エリトランは、当社が創製したエンドトキシン拮抗剤です。本化合物は、細菌から放出されたエンドトキシンがその受容体であるTLR4(toll-like receptor 4)に結合することを阻害することにより、TLR4が活性化すると引き起こされる受容体シグナルの伝達を防ぎます。その結果、炎症性サイトカインの遊離が阻害され、敗血症症状の発現が抑制されます。

当社は、死亡リスクが非常に高い重症敗血症のアンメット・メディカル・ニーズの充足を目的として本化合物の開発に取り組んでいます。今回のDMCの推奨に従い、当社は、1日も早く本化合物を世界の患者様および医療従事者にお届けできるよう症例登録を進めてまいります。
以上