インドに生産・プロセス研究拠点を開設

エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)のインドにおける新しい生産・プロセス研究拠点である「エーザイ・ナレッジセンター・インド」がこのたび竣工しました。今後は、技術移譲やプロセスバリデーション、安定性試験などを行い、2010年度中の本格稼働に向け準備を進めます。

本施設は、当社としては初めて、医薬品の原薬・製剤の生産および原薬のプロセス研究機能を1カ所に集約した拠点であり、インド南部アンドラ・プラデシュ州ビシャカパトナム(バイザッグ)に位置するジャワハルラール・ネルー・ファーマ・シティ(Jawaharlal Nehru Pharma City)の経済特区内の約50エーカー(約6.1万坪)の区画に、投資総額約50億円を投入して設立されました。

エーザイ・ナレッジセンター・インドは、将来のグローバルへの供給をも視野に入れ、高品質の医薬品を安定供給すること、そしてその基盤となる原薬合成プロセスにおけるイノベーションを実現することを目的として建設されました。本施設では、アルツハイマー型認知症治療剤「アリセプト®」などの既存主力製品の原薬・製剤の生産を行うほか、次期グローバル製品の原薬プロセス研究や原薬・製剤の生産を行う予定です。これにより、当社の原薬生産は、本施設と鹿島事業所(日本)の2拠点体制が整います。

エーザイ・ナレッジセンター・インドの稼動を機に、当社は、企業理念であるhhc(ヒューマン・ヘルスケア)をさらに推進し、高品質かつ世界各地域のさまざまなニーズに合致した医薬品の安定供給を実現することにより、世界の患者様とそのご家族のベネフィット向上に貢献していきます。

以上

[参考資料としてエーザイ・ナレッジセンター・インドの施設概要および写真を添付しています]

<参考資料>

■エーザイ・ナレッジセンター・インド(概要)

※左右にスクロールできます

社名: Eisai Pharmatecnology & Manufacturing Pvt. Ltd.
所在地: インド アンドラ・プラデシュ州ビシャカパトナム(バイザッグ)
社長: Sanjit Lamba
敷地面積: 約50エーカー(約6.1万坪)
事業内容: 医療用医薬品の原薬・製剤の生産および原薬・製剤の研究
従業員数: 約100人(研究者20人を含む。2009年11月末日現在)
生産品目: 「アリセプト」(原薬・製剤)、「ミオナール」(原薬・製剤)、および次期グローバル製品(原薬・製剤)
生産能力: (原薬)年間約30トン、(製剤)年間約10億錠

■エーザイ・ナレッジセンター・インド(写真)

メインエントランス
メインエントランス
原薬研究棟
原薬研究棟
原薬生産棟
原薬生産棟
製剤棟
製剤棟