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ニュースリリース

(2006年1月13日) 印刷用(PDF 199KB)

「セルベックス(R) カプセル50mg」の後発品に関する
不正競争防止法に基づく裁判について


 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、当社が製造、販売する胃炎胃潰瘍治療剤「セルベックス(R) カプセル50mg」(一般名:テプレノン、以下「セルベックス(R)」)の後発品を製造、販売する12社に対し、PTPシートならびにカプセルデザインが「セルベックス(R)」に類似しているため医療現場で誤認混同を引き起こすものとして、不正競争行為の差止と損害賠償を求めて東京地方裁判所に提訴しておりましたが、本日、大洋薬品工業株式会社について当社の請求が棄却される判決が下されました。なお、残る11社についてはまだ判決が下りておりません。

 今回の判決では、当社の請求は棄却されたものの、医薬品のカプセルやPTPシート自体が、不正競争防止法上の商品等表示に該当しうるとの当社の主張が認められております。さらに、医薬品のカプセルやPTPシートの色彩自体も一定の要件を満たす場合には、商品等表示に該当するとの裁判所の判断がなされております。
 しかし、本判決は、医療現場における医薬品の使用実態を正確に踏まえたものではなく、当社としては、到底容認できるものではありません。

 当社は、「セルベックス(R)」と後発品が誤認混同されることにより、医療現場および患者様に対するリスクがいまだ存在すると考えており、同社に対し控訴を予定しております。当社は、かかるリスクが完全に解消されるまで、断固たる措置をとってまいります。

以上


[参考資料として、効能・効果、用語解説、提訴先の会社名を添付しております]

[参考資料]


1.効能・効果

セルベックス(R) 下記疾患の胃粘膜病変(びらん、出血、発赤、浮腫)の改善
   急性胃炎、慢性胃炎の急性増悪期
胃潰瘍
後発品 胃潰瘍


2.用語解説

○不正競争行為とは(不正競争防止法第2条第1項第1号)

 他人の商品等表示(人の業務に係る氏名、商号、商標、標章、商品の容器若しくは包装その他の商品又は営業を表示するものをいう。以下同じ。)として需要者の間に広く認識されているものと同一若しくは類似の商品等表示を使用し、又はその商品等表示を使用した商品を譲渡し、引き渡し、譲渡若しくは引き渡しのために展示し、輸出し、輸入し、若しくは電気通信回線を通じて提供して、他人の商品又は営業と混同を生じさせる行為。


3.提訴先会社名および製品名 (アンダーラインの先が1月13日に判決の下された企業)

・共和薬品工業株式会社「テルペノンカプセル50mg」
・小林薬学工業株式会社「コバルノンカプセル」
・日本医薬品工業株式会社「コバルノンカプセル」
・沢井製薬株式会社「セフタックカプセル50」
・シー・エイチ・オー新薬株式会社「セルパスカプセル」
・メルク・ホエイ株式会社「セルパスカプセル」
・大正薬品工業株式会社「セルテプノンカプセル50mg」
大洋薬品工業株式会社「セループカプセル50mg」
・長生堂製薬株式会社「アントベックスカプセル50mg」
・鶴原製薬株式会社「デムナロンカプセル」
・東和薬品株式会社「エクペックカプセル」
・株式会社陽進堂「アンタゴスチンカプセル」

当社および各社の製品写真(PDF 88KB)