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ニュースリリース

(2005年4月11日)

抗リウマチ剤D2E7の乾癬に関する共同開発契約を締結

エーザイ株式会社
アボット ジャパン株式会社

 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)およびアボット・ゲーエムベーハー(Abbott GmbH & Co. KG、本社:ドイツ、ルートヴィッヒスハーフェン、マネージング ディレクター:ロドルフォ ヴィアナ)は、1999年6月に締結した抗リウマチ剤D2E7(一般名:アダリムマブ、ヒト抗ヒトTNF-αモノクローナル抗体)の共同開発と販売に関する基本契約に加え、このたび、新たな適応である乾癬についても国内で共同開発する契約を締結しました。

今回の契約により、国内においてはエーザイとアボット ジャパンが関節リウマチ、クローン病に続き、乾癬に関しても両社共同で臨床開発を行うことになります。承認後には、エーザイとアボット ジャパンが両社でD2E7を販売する予定です。

本剤は、2001年にアボット社が買収したクノール・アーゲー(Knoll AG、ドイツ)が創製した抗体医薬品です。現在欧米では、アボット社が抗リウマチ剤として「ヒューミラ(Humira)」というブランド名で販売しています。なお、欧米でのクローン病と乾癬については、アボット社が単独で開発する権利を有しています。

これらの適応疾患は難治性疾患のため、国内においても有効な新薬が求められており、両社は本剤の開発が患者様のベネフィット向上に貢献できるものと期待しています。



[参考資料として用語解説を添付しています]


本件に関するお問合せ先
エーザイ株式会社
コーホ゜レートコミュニケーション部
TEL 03-3817-5120
アボット ジャパン株式会社
広報部
TEL 03-3225-1174



[参考資料]

【語句説明】
●クローン病
主に10~20歳代の若年に発症する、消化管に重症の慢性炎症性疾患で、縦長あるいは不整型の潰瘍が現れたり、粘膜が腫れたり、内腔面が狭くなったりすることによって特徴づけられます。主な症状は、下痢、腹痛、体重減少、発熱で、直腸出血が認められることもあります。

●乾癬
乾癬は、慢性、非伝染性の自己免疫性皮膚疾患で、鱗屑(りんせつ)に覆われ、乾燥し、ひび割れた皮膚症状や、皮膚疼痛、「プラーク」と呼ばれる隆起した紅斑によって特徴づけられます。主に頭部、四肢伸側、腰臀部に生じ、そう痒は約半数にみられます。女性は20歳代と50歳代、男性は50歳代に発症のピークが見られます。

●TNF-α
TNF(腫瘍壊死因子:Tumor Necrosis Factor)とは、腫瘍細胞に対する傷害活性を有する因子として発見された細胞間相互作用を媒介する因子(サイトカイン)の一つです。
TNF-αはマクロファージ、リンパ球、血管内皮細胞など種々の細胞によって産生され、炎症反応を惹き起こしたり、増強したり、炎症細胞を活性化したりします。

●モノクローナル抗体
単一株(モノクローン)の抗体産生細胞から得られた抗体で、アミノ酸配列等の構造が均一である抗体です。