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ニュースリリース

(1998年3月13日)

エーザイ株式会社のフランス医薬品販売会社、アルツハイマー型痴呆治療剤「アリセプト」を発売

 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)のフランスでの医薬品販売会社エーザイ・SA(略号:EFS)は、一日一回投与型の軽度・中等度のアルツハイマー型痴呆治療剤「アリセプト」(一般名:塩酸ドネペジル、開発記号:E2020)の自社販売を、ファイザー社との共同販促を通してこのほど開始いたしました。


 アリセプトはエーザイが独自に合成したまったく新たなアセチルコリンエステラーゼ阻害剤で、日米欧三極で臨床開発が進められてきました。米国では1996年11月、英国では1997年2月に承認されたほか、同年7月には欧州12カ国により承認に向けた相互認証がなされました。現在アリセプトは世界25カ国以上で承認され、すでに15カ国(注)で発売されています。日本では第三相臨床試験(フェーズ3)の開発段階にあります。


 アリセプトは記憶と学習に関与している神経伝達物質アセチルコリンを分解する酵素(アセチルコリンエステラーゼ)の働きを阻害することにより、脳内アセチルコリン濃度を高め、軽度・中等度のアルツハイマー病患者の認知機能を賦活し全般臨床症状を改善することが期待されています。


 アルツハイマー型痴呆は主に初老期から老年期に発症し、記憶力低下、行動の変化さらには言語障害や運動機能障害へと進行する脳の変性疾患です。フランスではおよそ50万人、世界では800万人以上のアルツハイマー病患者が推計されています。


 エーザイ株式会社とファイザー社は1994年11月、米英独仏4カ国でのアリセプトの共同販促に関する提携を締結しており、エーザイはファイザー社との共同販促を通して、米国では1997年1月、英国では同年4月、ドイツでは同年10月よりアリセプトの自社販売を開始しました。



(注)1998年2月末日現在、米国、英国、ドイツ、カナダ、スイス、オーストリア、スウェーデン、デンマーク、フィンランド、アイルランド、ノルウェー、イタリア、ポーランド、イスラエル、メキシコで販売が開始されています。