雪深い山村、人里離れた地方はもとより、町中でも、医療に恵まれなかった人々にとって、配置売薬は心のよりどころであった。
年に一度、薬屋さんが各家庭を訪れ、薬を置き、翌年使っただけの代金を受け取るのが、配置売薬独得の商法である。
富山売薬をはじめ、大和売薬・近江の日野売薬・佐賀売薬など、配置売薬は江戸中期から急速に全国に普及し、人々に親しまれた。
身近で心強いもの
はるか国ざかいを越えて
待ち遠しい薬屋さん
売薬みやげ・富山絵
街をゆく行商
ページの上に戻る