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小学1年生の夏休みの宿題といえば、「アサガオの観察記録」が定番でしょう。我が家でも例にもれず、ベランダに鉢植えが存在しています。こんな身近なアサガオも実は薬用植物で、生薬名にケンゴシ(牽牛子)という名前を持っています。
花がアサガオに似た、ナス科のチョウセンアサガオは、世界ではじめて全身麻酔剤を用いての手術に成功した記録が残る華岡 青洲(はなおかせいしゅう)の麻酔薬の原料に使用されていました。
さて、今回は夏の薬草の花言葉を送らせていただきます。お楽しみいただければ幸いです。
アサガオ (花言葉)はかない恋、私はあなたに結びつく
ヒルガオ科のアサガオは、中国から薬用として渡来しました。種子には激しく下す「峻下作用」成分を含みますので注意が必要です。
「はかない恋」という花言葉は、アサガオの花が朝に咲いて夕方にはすっかりしぼんでしまう様子からできたといわれているようです。個人的には、朝から鮮やかな色の花を咲かせるところから、もう少し明るい花言葉が欲しいところです。
ヒマワリ (花言葉)あなたを見つめる、崇拝、高慢
北アメリカ中西部原産のキク科の一年草です。
エーザイ本社前の道路沿いにたくさん植えられていて、いままさに開花中。この花を見るととても元気な気分になります。ペルーでは太陽信仰があり、太陽の花として神聖視されていたそうです。
太陽のほうに向くという習性から、あなたを見つめるなどといった情熱的な花言葉がうまれたのでしょうね。
ランタナ (花言葉)厳格、合意、協力
先日、近所の公園で花が咲いているのをみかけました。もとは、熱帯や亜熱帯アメリカが原産の低木です。花は小さな花が円を描いて座するように咲いており、色は白、黄色やピンクと、あざやかで面白い姿です。この花の様子から合意や協力といった花言葉があるのでしょうか。
民間では花を痒み止めなどに用いたそうです。
ベニバナ (花言葉)包容力、装い、熱狂
キク科の1年草であるベニバナは、古くから花の色素を使って、染物や化粧品に利用されてきました。別名は、末摘む(スエツム)花といって、源氏物語に登場するお姫様の名前としても使われています。お姫様の鼻が赤かったことから、口紅の原料ともなったこの花の別名をつけたといわれています。
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参考文献:花言葉花贈り(池田書店)
記事:エーザイ株式会社
PR部
谷田部 裕美子 (2009年8月)
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ランタナ |
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