顧みられない熱帯病の制圧に向けて日本政府の支援継続を要望DNDi・GHIT Fund主催国会議員セミナーに登壇

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2022年12月28日掲載

エーザイと共同で顧みられない熱帯病(NTDs)の研究開発を進めている国際的な非営利組織であるDrugs for Neglected Diseases initiative(顧みられない病気の新薬開発イニシアティブ:DNDi)と、日本発の新薬創出によるグローバルヘルスへの貢献をめざす公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)が主催する国会議員セミナーが2022年11月17日に東京都内で開催され、国会議員など約20名が参加しました。

 当社からは、ESG担当の執行役である佐々木小夜子が登壇し、当社によるリンパ系フィラリア症の治療薬の無償提供と現地での制圧活動の支援、DNDiやGHIT Fundなどのグローバルパートナーと連携したNTDsに対する新薬創出に向けた取り組み、社会課題の解決と企業価値の創造の観点からグローバルヘルスに取り組む意義などを紹介しました。また、国連の持続可能な開発目標(SDGs)のゴール3に掲げられる2030年までのNTDs制圧の実現に向けて、産官学のパートナーシップ、NTDs治療薬の承認審査における優先的かつ柔軟な制度の創設やアジア・アフリカでのヘルスケア強化に向けた日本発イノベーションの推進と日本政府の継続的な支援の必要性を訴えました。

国会議員セミナーの様子(左:当社執行役 佐々木小夜子、右上:DNDi NTDs部門長 ファビアナ・アルヴェス氏、右下:GHIT Fund CEO 國井修氏)

当社は、人々の「健康憂慮の解消」や「医療較差の是正」という社会善の実現と長期的な企業価値の創造をめざしており、NTDs制圧をはじめとする医薬品アクセス向上に向けた取り組みは、当社の企業理念が導く重要なビジネスドメインの一つと位置づけています。引き続きセクターを超えたパートナーとの連携を強化し、NTDs制圧、そしてグローバルヘルスに貢献してまいります。

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