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見て、触れて、感じて(2004.01.09 事務長)
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事務長です

 明けましておめでとうございます。くすりの博物館事務長です。

 元旦にカレーパンを食べられるようになったのはいつ頃からでしょうか。昔、正月と言えばおせち料理とお餅が定番でした。外に出てもほとんどの店がシャッターを降ろし、松飾りと年末年始休業の張り紙がありました。街は静かでした。今ではコンビニを筆頭にスーパー、居酒屋、ゲームセンターなど多くの店が元旦あるいは2日から開いていてとても正月とは思えない風景です。お陰で子供が「パンを食べたい」と言えば母親は「ハイハイ!」と言ってコンビニにお買い物。元旦からカレーパンが食べられます。世の中便利になりました。

 便利になったと言えば情報技術の進歩に伴うコミュニケーション手段もその一つです。彼女との連絡方法が電話しかなかった頃は、居間に一つしかない電話機で話をするのは至難の業でした。親の目の前でまともに話せるわけがありません。ゆっくり話をしたい時は電話ボックスからかけました。ところがそんな時に限って必ず相手の父親が電話口に出てきて慌てたものです。

 今や、携帯、メール、そしてチャットなど、時間や場所に関わらず自由にコミュニケーションができる時代になりました。大変便利な時代になったと思います。情報技術の進歩によって私たちは多くの人たちと頻繁に、そして気軽にコミュニケーションが取れるようになりました。

 さて、この便利さが私たちの生活や人間関係を豊かなものにしているでしょうか。確かに日々の情報交換という面では革命と言えるほど進歩しました。「今何してる?」なんていうメールを送ることができるわけですから。しかし人は実際に顔を合わせて相手の表情や、息づかい、体温を感じながらコミュニケーションを取らなければ、関係をより深めたり、本当の安心を得たりすることはできないものです。ホームページというネットの仕事をしながらつくづく思うことです。

 現在、「内藤記念くすり博物館のご案内」コーナーの大改善に着手しています。利用ガイドの充実とともに、実際のくすり博物館のスケール感や館内の雰囲気、施設の詳細を余すところなく伝えられればと話し合いを重ねています。 それでも実際に来館されて、展示品を見ていただき、薬用植物園の土の上を歩いていただき、空気を感じていただくことが一番です。是非機会を見つけてお越しいただければと思います。実際に見て、触れて、感じることって本当に大切です。

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