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辛口、歓迎。(2004.06.04)
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万年筆

 批評家の辛らつさを表現するのに「辛口」といいますが、実は『くすり博物館だより』の読者の中にも「辛口」の読者がいらっしゃるんですよ。

 『くすり博物館だより』は、1978年(昭和53)創刊ですので、もう26年も続いています。B5判で2色刷りの時代が長く続きましたが、2000年(平成13)に開館30周年を記念してA4判フルカラー化に取り組みました。
 現在の内容は、企画展の資料や新収蔵資料の紹介、薬草園のコラム、トピックスと4ページに情報がぎっしりつまっています。博物館や図書館、学校だけでなく、個人でご希望の方にも現在、無料で送付させていただいています。

 「辛口」の読者の方は、『くすり博物館だより』が届くと、折り返し批評のお手紙を送ってくださいます。ご指摘は、レイアウトから“てにをは”まで、「明らかな誤り」から「よく読めばわかるけど見落としたところ」にまでに及びます。「読む人にいかにわかりやすく情報を伝えるか」という“送り手”の心得を私たちに伝えるために、毎回便箋に何枚も書いて送ってくださるのです。

 最初は厳しいご指摘ゆえに、お手紙が来ると一同しょげていましたが、次の号からは同じ間違いをしないように心がけました。たった4ページながら、その4ページをパーフェクトに仕上げるのは至難の業です。特にA4判フルカラー化してからは、文字や用語の間違いだけでなく、写真や紙面の色のバランスなどにも注意しなければならず、課題は山積みです。
 自分では気づきにくいミスを、皆でお互いにチェックしあうようにして、1号1号を作り上げるようにしてきました。時間はかかりましたが、『くすり博物館だより』については、最近、やっと及第点をいただけるようになりました。満点にはまだまだ遠い道のりですけどね。

 もちろんほかの読者の方からも、「懐かしい薬の広告が載っていましたね」「この薬を知っています」「いつも楽しみに読んでいます」などの、感想や励ましのお便りをいただくことがあります。毎回発送を終えるとそのお手紙が届くのが楽しみです。

 辛口の批評あり、あたたかなお手紙あり。皆様のお気持ち、どちらも歓迎です。
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