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お宝いろいろ(2003.04.11)
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戦前のポスター

 今年も企画展のシーズンがやってきました。わたしたちの博物館では毎年1回企画展を実施していますが、交代で担当するので準備に3年くらいかかっています。「たくさん資料があるからこれを紹介しよう」というときもあれば、「このテーマで展示できる収蔵資料はどれかしら?」と探して企画するときも。なんといってもくすり博物館には資料が5万点もあるので、調べていくと思いがけない面白いものがでてきたりします。

 今回の掘り出し物は戦前のポスター。にっこり微笑んだ美女に、やさしそうなお母さん、可愛らしいこどもの姿などなど。これらは、私がまだ生まれていなかった時代のポスターなんですけど、それでもなんだか懐かしいと思ってしまうんですよね。不思議な感覚!それに作られてから何十年もたっているので、もちろん変色や退色もあるんでしょうけど、色彩もすごく素敵なんです。こんな色のドレス、着てみたいなー・・・なんて仕事の手を休めて見入ってしまったりして。昔の女性もこんなポスター見たら、きっとため息出ちゃったことでしょうね。レトロな着物姿も今見るとすごく新鮮に見えてしまいます。戦前のポスター

 このほかにもまるで漫画のような挿し絵の広告がいろいろ出てきました。ポンチ絵って呼ぶんでしたっけ?明治時代には海外の新聞や雑誌の挿し絵を輸入して使ったり、真似して描いたものも多いそうです。当時の人にはやっぱり最新流行というか最先端のデザインだったのかしら?

 それから、よく薬屋さんでもらった懐かしのキャラクター人形とか、広告入りのグッズとかのおまけ?のようなものも今回展示します。昭和30年代以降のものと比較的新しいものの両方を展示できれば・・・と思っています。実はまだまだ秘密なんですけど〜、ふふふ♪なんと「あのキャラクター」と一緒に記念撮影できるコーナーも企画中!みなさんカメラをご持参で来て下さいね。でもちゃんと企画展の中味の方も忘れずに見てってね!!
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