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元気のツボ(2003.02.07)
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経絡

 ずいぶん気候が春らしくなってきましたね。梅の花の咲く季節になると、私の花粉症ははじまります。皆さんは大丈夫ですか?もともと身近な薬草茶を飲んだり、ハーブティや入浴剤が大好きな私、健康だけでなく美容にも良いと聞けば、すぐに試してみたくなります。

 去年は、企画展「鍼のひびき 灸のぬくもり 〜癒しの歴史〜」を開催しました。鍼灸について深く知れば知るほどツボや経絡を重んじる鍼灸の世界に、私自身もすっかりとりこになってしまいました。実はね、去年の3月から1,2か月に1回ほど、定期的に鍼灸院に通いはじめて一年、体は元気で肌の調子がとってもいいみたい。

 ところで、「元気?」「うん、元気」とか、「病気じゃない?」なんていう具合に、日常会話の中で「元気」「病気」「天気」「陽気」という言葉、人体や天候の状態をしめす言葉としてよく使いますよね。この「気」とについて考えてみると、昔の人々は、目に見えない不思議なエネルギー、活力の源のようなものを常に意識していたようです。それが人体にも天体にも影響すると考えたため、「気」という漢字が頻繁に使われるようになりました。

 東洋医学では、この「気」と同時に“血”という血液の流れ、“水”という水分の代謝が、健康の基本と考えられています。3つがスムーズに流れないと病気になるとされて、「気」の通り道を“経絡”とみなし、窓といわれる“ツボ(経穴)”に、鍼または灸をもちいることで、「気」を調節して体調を整えるんですって。

 1年の12か月365日と同じように、体には基本となる12の経絡と365のツボがあるという話も聞きました。全身には2000以上のツボがあるともいわれていますが、1年の月数や日数と同じ数というのが、ちょっと神秘的でしょ?

 そうそう、ホームページでもご紹介しているツボ押し体操はとっても体にいいですよ。私は毎朝、7つのツボを刺激する朝ツボ体操をおこなってから仕事をはじめています。そして寝る前には8つのツボ押し体操をね。ぜひ皆さんもやってみて!おすすめです。

 あっ、そうそう花粉症予防のためにも、久しぶりに鍼灸院に行ってこよぉっと・・・。私のかかりつけは優しい女性の鍼灸師さんです。お友達のように楽しくおしゃべりしながら鍼を打ってもらっています。ほとんど痛みもないですよ。

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