くすりの博物館
サイト内検索
もうひとつの学芸員室
人と薬のあゆみ 薬草に親しむ 内藤記念くすり博物館のご案内 もうひとつの学芸員室くすりの博物館トップページへ


遊ぼう!動かそう!中野コレクション
見てみて!くすり広告
パネルクイズ「資料でふりかえる鍼と灸」
やってみようツボ体操
薬と秤量によって毒にも薬にも
くすりの夜明け−近代の医薬ってどんなものだったんだろう?−
江戸に学ぶ からだと養生
綺麗の妙薬〜健やかな美と薬を求めて〜
病まざるものなし〜日本人を苦しめた感染症・病気 そして医家〜
江戸のくすりハンター 小野蘭山 −採薬を重視した本草学者がめざしたもの−
学芸員のちょっとコラム
館長のトリビア
学芸員のちょっとコラム
散歩のすすめ(2003.01.10)
bar
ニット帽

 皆さんは最近散歩していますか? 私はデスクワークも結構あるので、意識的に外を歩くようにしてますが、歩くだけっていうのは今の季節ちょっと苦手。薬草園もこの季節、草はほとんど枯れてしまって、薬木園の木々も常緑樹に緑が見えるだけ。だから、山茶花の花を見たり、猫のように陽だまりを探したり・・・何か理由をつけて外へ出ます。かじかんだ手をうーんと伸ばして、木々の間から見上げた冬空はまるで吸い込まれそうな青。澄んだ空気の中で思いっきり深呼吸すると、こころもからだもまるで調律されたようです。仕事が終わる頃には、うつろっていく夕焼けを背景に、黒々と松林が浮かび上がるのが見えて、思わず息をのんでしまうことも。人間はどうして美しい風景に心をゆさぶられるのでしょうね?

 真冬にはこの川島の地にも結構雪が降ります。ところが、橋を渡って愛知県側に行くと晴れていたりするんです。川が雪を止めてしまうんでしょうか? 伊吹おろしがここまでしか届かないのでしょうか? いつも不思議に思っています。薬草園に雪がつもると、まるで別世界になります。実は雪の朝の散歩、意外といいんですよ! あ、もちろん降っている最中は周りが見えにくいので、降った直後です。気のせいとは思うんですが、雪って音も吸収してしまうような気がしません? 前の晩から降り積もった雪の朝、薬草園・薬木園を歩くと、まるで風景画の中にいるような気分・・・。もちろんロマンティックな幻想の後は、職員全員参加の「雪かき」が待っていますけどね!

 なお、雪の日に本当に来て下さる場合は、天気予報をチェックして、道や橋の上が凍ることがあるので必ずタイヤにチェーンをまいて、長靴はいて、あったか〜い恰好でどうぞ。見学の折には転ばないよう、お気をつけて。
戻る
ご意見ご感想著作権について Copyright(C), Eisai Co., Ltd. All rights reserved.