将来地域を支えていく中学生の皆さんに認知症を理解いただく啓発授業を実施

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2023年4月

2023年3月、文京区立第一中学校3年生の皆さんにエーザイ社員が認知症啓発授業を行いました。

 

エーザイは、2015年6月に本社が所在する文京区と「認知症の人とその家族を地域で支えるまちづくり連携協定」を締結し、検診事業や啓発活動(認知症講演会、体と脳を活性化させる運動教室)など、認知症になっても暮らしやすい地域づくりに取り組んでいます。

 

さらに2021年度からは、将来地域を支えていく中学生の皆さんに、高齢化が進む日本において認知症を正しく理解いただき、認知症当事者の方との適切な接し方を学んでいただくことを目的に、認知症啓発授業を実施しています。この啓発授業は、当社の社員がhhc活動の一環として認知症と共に生きる方々の映画を鑑賞し、認知症に関する社会の理解不足を痛感したことをきっかけに始まりました。

 

授業では、当社が制作した中高生向けの認知症啓発ビデオとテキストを使用して、生徒の皆さんに認知症当事者の方の気持ちや適切な接し方などについて考えていただきました。また、65歳未満で発症し、高齢者の認知症と比べて社会的認知が不十分な若年性認知症についても紹介し、認知症は身近な問題であることを理解いただきました。これは、若年性認知症の当事者様とご家族とのこれまでの対話を通じて得た「若年性認知症になっても安心して暮らせる社会をつくるために、エーザイには情報発信などに積極的に関わってほしい」などのお声を活かしたものです。

 

授業の最後には、生徒の皆様から、認知症の種類や症状、認知症当事者の方のために周囲の人ができること、認知症の発症原因と予防方法、動物も認知症に罹患するかなど、多くの質問をいただきました。そして、「授業で学んだことをもとに、認知症当事者の方の気持ちを考えて適切に対応していきたい」、「自分一人ではなく、皆で支えて協力する地域社会を意識して、これから生活していく」などの心強い抱負と、「これからもエーザイのhhcを続けて欲しい」、「いつかエーザイが認知症完治薬を創ることを期待している」などの応援メッセージもいただきました。

 

授業の様子
生徒さんからの御礼メッセージ

エーザイは、hhc理念のもと、文京区をはじめとした地域社会との連携を深め、これからも認知症当事者の方とそのご家族が安心して暮らしていける地域づくりに貢献してまいります。