“顧みられない熱帯病”薬の研究開発の活性化のためにオープンイノベーションを推進する、世界知的所有権機関(WIPO)国際コンソーシアムに加盟

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2011年11月10日掲載

「顧みられない熱帯病(NTD)」やマラリア、結核の研究開発支援を目的に、世界知的所有権機関(WIPO)が10月26日に発足した国際共同事業「WIPOリサーチコンソーシアム(WIPO Re:Search)」に、エーザイは唯一の日系製薬企業として加盟しました。

WIPO Re:Searchのもとには、WIPO、非営利機関(NPO)、研究機関、製薬企業が集まり、NTDやマラリア、結核を対象とした新薬・ワクチン・診断薬の開発に向けて、新しいパートナーシップを生み出すことを目的として、エーザイをはじめとする参加機関がWIPOの維持管理する公開データベースに自発的に知的財産や専門知識を提供します。このデータベースに登録された知的財産は、これら疾患の研究開発における利用、そして最終的には後発開発途上国における製品の販売においても、ロイヤルティー・フリーで提供されます。

リーシュマニア症は開発途上国で蔓延する感染症の一種ですが、エーザイは、リーシュマニア症の治療薬となる可能性があるものを含む7つの候補化合物を提供します。エーザイは可能な限り、研究に用いる候補化合物の提供も行います。併せて、本コンソーシアムによる研究開発活動を推進する活動に対しても資金提供を行います。

WIPO Re:Searchへの参加は、エーザイが積極的に参画している「オープンイノベーション・パートナーシップ」のひとつです。患者様のニーズに応える革新的な治療薬は、このようなパートナーシップを介し、広い範囲のパートナー機関と目標やコミットメントを共にして、アイディアや技術、そして知を統合することにより、最も効率的に生み出すことができると、エーザイは考えています。

WIPO Re:Searchの詳細については、以下のリンクより、2011年10月26日付けニュースリリースをご参照ください。

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