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宮崎ケ(上総・飯野藩医)が大阪・合掌洲で行なった人体解剖を記録した彩色解剖図。日本で最初に死体解剖が行なわれたのは、宝暦4(1754)年京都の山脇東洋らが刑屍体で立ち会った解剖。その後、明和8(1771)年に杉田玄白、前野良沢らも江戸小塚ヶ原で解剖を試みた。人体の解剖は禁じられていたが、蘭方医学を学ぶ先進的な医師たちの強い要望で実施されるようになった。
<解題:野尻佳与子(当館学芸員)>