くすりの博物館
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館長 森田 宏

 内藤記念くすり博物館は、木曽川の清流に囲まれた小高い中州で、常緑の樹木の多く繁れる所にあります。エーザイの創業者 内藤豊次により1971年(昭和46年)に設立されました。
 当時の設立趣意書には内藤記念くすり博物館は「くすりに関する日本のみならず、世界の資料、および過去より現代にいたる資料を広く収集し、実物に合わせて展示し、今日の、薬学および薬業の姿は、現在までどのような経過をたどってきたか、将来はどうあるべきかを学会や業界、ひとしく一般の人々にも正しく理解してもらう」とあります。
 この精神を忘れず、集古館にならないよう、薬草・薬木から、生薬、ペニシリン、アルツハイマー治療薬、抗ウイルス薬、抗体医薬等を一般の人々に解りやすく理解してもらうように活動しております。本年度もこの趣旨に基づいたイベントに取り組んでいます。

企画展「進化するくすり」
 本企画展では人類と「くすり」の歴史を古代からひもとき、現代の画期的な新薬までを紹介しております。
 くすりの歴史はそのまま人類がたどった道でもあります。古来、病魔を退けるために呪術を用いていましたが、やがて経験と知恵を重ね、薬草・薬木をそのまま薬として利用するようになり、その後長い間、生薬が使用されました。
 日本においても天然痘などの感染症で多くの人々が亡くなる時代が続きましたが、中国医学を導入して病を克服しようとしてきました。江戸時代にはより有効な薬を求めて、本草学が大きく発展しました。
 ヨーロッパでは、1806年にケシから有効成分モルヒネの抽出にはじまり、天然物から薬効成分を発見し、合成して作る低分子医薬品へと進化しました。また、天然痘などのウイルス疾患にはワクチン接種が行われ、細菌感染症においてはカビから抗生物質ペニシリンが合成され、多くの人々の命を救いました。さらに医療技術が進歩し、疾病の原因の解明、研究がすすめられた事により、有効な薬がなく治療が困難であった慢性関節リウマチ、アルツハイマー型認知症、慢性骨髄性白血病、C型肝炎など多くの疾病の薬が創生され、治療が可能になってきました。
 本企画展では、どんな薬が多くの人々の命を救ってきたのか、日本のくすりの歴史をひもときつつ、20世紀のくすりから21世紀にかけて開発された最新の治療薬(ドネぺジル、フィンゴリモド、二ボルマブ、ソホスブビルなど)を紹介しております。

2017年8月

内藤記念くすり博物館
館長 森田 宏


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