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2010年5月21日(金)〜2011年3月27日(日)

企画展「綺麗の妙薬〜健やかな美と薬を求めて〜」

 美しくなりたい。健康で若々しく過ごしたい。化粧品をはじめサプリメント、健康食品、医薬品に興味津々なのは現代人だけではありません。平安時代、江戸時代、そして平成の今、美人の定義や美容法はずいぶん異なりますが、女性にはいつの時代にも綺麗になりたいという気持ちがありました。

 歴史的にみると、病気をもたらす悪霊を寄せつけないように、顔に草木の汁を塗って色をつけたり、体ににおいを焚き込めたのが化粧の始まりだといわれています。その後、美しく装うための化粧へと移り変わりました。

 平安時代に、日本最初の医学全書『医心方』が完成しました。この中には美容や若さを保つ方法も記載されていて、実際に試みた平安貴族の様子を『枕草子』や『源氏物語』に見ることができます。

 江戸時代には、体の内側から綺麗になる食物や薬物を紹介した本草書、不老や長寿の秘訣を述べた養生書、作法や身だしなみ、化粧方法などを紹介した家政学書から健やかな美を求める知恵が広まりました。

 医療や科学技術の進歩に伴い、皮膚科学などの分野では、さらに効果の高い化粧品や医薬品の開発が続けられています。いにしえの書物、化粧品や化粧道具、婦人薬とその広告類などを通して、現代にも通じる人々の美意識と綺麗になる妙薬に思いをめぐらせていただければ幸いです。
Web企画展「綺麗の妙薬〜健やかな美と薬を求めて〜」



<企画展の概要>
●開催日時 2010年5月21日(金)〜2011年3月27日(日)
(休館日:毎週月曜日、年末年始)
●会場内藤記念くすり博物館 展示館2階 企画展示室
●開館時間午前9時〜午後4時30分
●入場料無料
●展示数約100点(予定/会期中展示替えあり)
●主な展示物  

【かしこく】〜教養を高め、知性を磨く妙薬〜
現代は、健康や美容に関する情報があふれ、詳しい知識を手軽に得ることができる。いにしえの女性も、書物を通して美容と健康、暮らしに役立つ生活の智恵、礼儀作法や立ち居振る舞いなど、知識を習得して豊かな心を持とうと努めた。

美人の代表 小野小町

江戸時代の美容書 都風俗化粧伝
【健やかに】〜体の内側を輝かせる妙薬〜
綺麗は、外見を華やかに装うのではなく、健康な心と身体に宿るもの。体内の様子が、肌の色・艶、声のハリ、表情など、容姿にも表れる。それぞれの体質や健康状態にあった食べ物や薬草、鍼灸や漢方薬などは、健康な体をつくる妙薬だった。

高貴な女性のための診断人形

立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花
【美しく】〜肌を綺麗に魅せる妙薬〜
化粧の風習ができたのは江戸時代とされている。白粉を中心とする化粧法に、紅、お歯黒、眉作り、さらに顔の欠点をかくす化粧方法を工夫した。女性たちは素肌を清潔に整え、さらに美しくしてくれたのが化粧品と化粧道具である。

江戸時代の歯ブラシ 房楊枝

紅花(ベニバナ)からつくった口紅

●展示風景 

企画展入口

企画展内部




<本件に関するお問い合わせ先>

内藤記念くすり博物館 (担当学芸員:野尻佳与子) MAP

〒501-6195 岐阜県各務原市川島竹早町1
TEL:0586-89-2101 FAX:0586-89-2197
開館時間:9:00〜16:30 *休館日:月曜日、年末年始


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