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2009年4月10日(金)
温室のマンゴスチンが開花・結実しました
内藤記念くすり博物館付属薬用植物園の一角にある温室に植えられているマンゴスチンが開花・結実しました。国内の植物園にある温室で結実したのは、初めてになります。
マンゴスチンは、マレー半島、スンダ列島が原産とされるオトギリソウ科の常緑小高木で、その美味な味から「果物の女王」と呼ばれています。インドネシアやマレーシアなどの熱帯地方で栽培されますが、生長が大変遅く、温度や湿度に対する要求が極めて厳しいので、日本国内での栽培は大変難しいとされています。
昨年12月より開花し始め、写真のような果実が9つつきました。果実の大きさは4〜5cm程で4月いっぱいは見頃と思われます。
乾季を再現したり、毎年適切な量と質の肥料を施したりと温室の植物にとって最適と思われる管理をしてきました。これがマンゴスチンにどれほど影響を与えたのかは現在調査中ですが、より再現性のあるデータを取れるよう薬草園従業員一同、頑張っていきたいと思います。
<本件に関するお問い合わせ先>
内藤記念くすり博物館 (担当:亀谷 芳明)  〒501-6195 岐阜県各務原市川島竹早町1
TEL:0586-89-2101 FAX:0586-89-2197
開館時間:9:00〜16:30 *休館日:月曜日、年末年始
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