内藤記念くすり博物館では「蔦屋重三郎(つたやじゅうさぶろう)と江戸の読み物」と題し、江戸時代の貴重書を展示いたします。
当館は医薬書を中心に62,000点の書籍を所蔵しており、江戸時代の和装本(和綴じの書籍)の数も32,000点にのぼります。普段、当館の企画展では医薬に関する書籍を紹介することが多いのですが、本展では、今話題の蔦屋重三郎が出版した書籍や、庶民向けの読み物など10点を特設コーナーにて展示いたします。
内藤記念くすり博物館 展示館2階特設コーナー
2025年11月23日(日)まで
●主な展示書籍
山東京伝(さんとうきょうでん)著
江戸 蔦屋重三郎 1790年(寛政2)
有名な作家・山東京伝が、吉原での作法や言葉
遣いについて紹介した本。出版元は蔦屋重三郎。
一角纂考(いっかくさんこう)
木村蒹葭堂(きむら・けんかどう)著
東都 蔦屋重三郎 1795年(寛政7)
木村蒹葭堂は江戸中期の本草学者、文人、画家で
珍しいものを収集したコレクターでもあった。この本
は鯨の仲間のイッカクについての研究書である。馬
に角が生えた西洋の一角獣も紹介している。
↑ 展示中の図書
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<本件に関するお問い合わせ先>
内藤記念くすり博物館
〒501-6195 岐阜県各務原市川島竹早町1 TEL:0586-89-2101 FAX:0586-89-2197 開館時間:9:00〜16:30 最終入場時間:16:00 休館日:月曜日、年末年始