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2008年7月23日(水)〜2009年3月29日(日)
企画展「くすりの夜明け−近代の薬品と看護−」開催
私たちは日頃医薬の恩恵をごく普通のことのように受けていますが、日本で誰もが十分恩恵を受けられるようになったのは、第二次世界大戦が終わってからのことです。しかし、近代から戦前にかけて、また戦直後の医薬がどんなものだったのか、今では知ることが難しくなっています。これは、戦時中や戦後の混乱期に失われたものが多いことと、復興の途上で、あるいは医薬の進歩のおかげで古いものを処分してきたためと思われます。
内藤記念くすり博物館でも、この時代の資料は決して多いとはいえません。しかし、現代の医薬について理解を深めていくうえでも、近代の医薬を知っておくことは必要です。それは、近代に創製されたさまざまな医療技術や薬品が、現在の医薬の基礎となっているからです。先人たちがどのような努力を積み重ね、薬品を創製してきたかを紹介します。
また、明治時代以降、家庭の中に衛生や医薬についての科学的知識や情報がもたらされました。病原菌の存在を知り、消毒をすることを覚えたり、風邪をひいた時には体温計で熱を測り、吸入器を用いました。現在の家庭看護の原点の姿もあわせて展示します。
<企画展の概要>
●開催日時 | : |
2008年7月23日(水)〜2009年3月29日(日) |
●会場 | : | 内藤記念くすり博物館 展示館2階 企画展示室 |
●開館時間 | : | 午前9時〜午後4時30分 |
●休館日 | : | 毎週月曜日、年末年始 |
●入場料 | : | 無料(常設展・企画展・薬草園とも) |
●主な展示物 | : | 薬品、効能書、診断器具、医療器具、看護用品、衛生ポスター等 |
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薬品(ペニシリンや赤色プロントジル、アスピリンなど近代に開発された薬品) |
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診断器具・医療器具(古い聴診器や体温計、往診用かばんなど) |
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看護用品(救急箱、吸入器など) |
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衛生を呼びかけたポスターや食い合わせのちらしなど |
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●展示数 | : | 200点(予定/会期中展示替えあり) |
●様子 |
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<図録>
『くすりの夜明け ― 近代の薬品と看護 ―』A4判 95ページ 1,700円
監修 石坂哲夫先生(薬学博士)
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現代の医療技術や薬品は、先人たちが培ってきた努力があってこそのもの。
どんな風に創製されてきたのか、ちょっとのぞいてみませんか。 |
<本件に関するお問い合わせ先>
内藤記念くすり博物館 (担当学芸員:稲垣裕美) 
〒501-6195 岐阜県各務原市川島竹早町1
TEL:0586-89-2101 FAX:0586-89-2197
開館時間:9:00〜16:30 *休館日:月曜日、年末年始
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