数年ぶりに博物館に出張しました。会議の時間まで、当コラムのネタ探しをしようと、薬用植物園の中を散歩してみました。
季節が少し早かったためか、花が咲いているのは、菜の花、ローズマリーとクサノオウ位でしたが、温室では、緑や黄色のカカオの実や小さなパイナップルを見ることができました。
ちなみに、薬草園に植栽されている植物は、当サイト内で植栽図と植物名リストをご覧いただくことが可能です。
薬用植物園

次に、博物館の左手の薬木園を散策。そこで、今まで気がつかなかった看板を発見しました。それは、「ニュートンのリンゴの木」。
看板を読むと、アイザック・ニュートンが「万有引力の法則」を発見したきっかけとなったリンゴの木から、接ぎ木苗が東京大学理学部付属植物園に寄贈され、このニュートンのリンゴの木はそこから分譲された枝を台木に接木したもの、とありました。
理科の授業中にならった、そんな歴史的発見にかかわった木(の親戚?)がこんなところにあろうとは!本当に驚きました!
1月にリニューアルした館内は、以前と比べると展示が見やすくなり、解説もリニューアルされています。また、5月21日からは、企画展「綺麗の妙薬〜健やかな美と薬を求めて〜」が開催されます。さらに、そのころには、たくさんの薬草の花を楽しむこともできるでしょう。
皆さん、お友達やご家族と、また、ぶらっと一人旅でも、「内藤記念くすり博物館」までお気軽にお越しください。そしてその際には、ニュートンの木と記念撮影を忘れずに・・・