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厳しい残暑が過ぎたとたん、急に11月の陽気となり体が気候の変化についていけないこのごろです。今夏は特に暑く残暑も長く、我が家の2Fときたら、熱帯のような猛暑。仕事から帰宅するとベッドが岩盤浴のように熱くなっており、難儀しました。いまから来年の夏に備えどのようにエコハウスに変身させ、居心地をよくするかと真剣に考えているこのごろです。
建物と言えば、くすりの博物館の建物は、外見は世界遺産に認定されている岐阜県白川郷の合掌造りの様子を呈しております。合掌造りは豪雪に耐える頑丈さと風通しがよい構造で、夏も過ごしやすいとか。地域の気候にあった、それこそエコな建物です。古来より、高い天井の家屋からは偉人が、南北に長い家屋からは学者など知識人が、東西に長い家屋は商売上手な商人が・・などと言われております。建物が醸し出す雰囲気や環境が、人の健康はもとより人生まで影響するとなると、大変興味深いものがあります。
私の趣味である博物館、美術館めぐりをすると、その外見を見ただけで、どうしても中に入りたくなる建物に出会います。そして一歩中に入ると建物の雰囲気に包まれ、展示物がより輝いて、引き込まれる気がいたします。すべておいて建物も重要なアイテムですね。
今回は最近お気に入りの雰囲気のよい建物を2つご紹介します。その建物は禀として美しく、時代を経てさらに重厚な雰囲気になっております。近くにお越しの際には是非お立ち寄りください。
○国際こども図書館(明治39年に帝国図書館として建てられ、昭和4年に増築されたこの建物は、東京都の「歴史的建造物」にも指定されています。)漆喰のアールデコ調の内装は華麗で優美の一言。ゆっくり座って絵本をみながら建物も楽しんでください。
○東京国立近代美術館−工芸館(旧近衛師団司令部庁舎 明治洋風レンガ造り建築の一典型として重要文化財に指定されています。)当時の近衛師団の足音が聞こえてきそうな気がします。
素敵な秋をお過ごしください。
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