 |
先日、高校の同窓会がありました。お正月なら実家に戻っている人も参加できるということでこの時期になったようです。準備会という位置付けで小人数で集まったことがあったのですが、ほとんどの同窓生とは30年以上会っていませんでした。
きっと顔を見ても、誰だかこちらも向こうもわからないだろうなと考えながら会場へ行くと、受付で名乗る前から名前を呼ばれたのには驚きました。最初は、ぎこちなく名札を確認しながら話していましたが、時間が経つとともに記憶が蘇ってきました。そして、2次会では、外見は変わっていても、気持ちは30年以上前にワープしたような不思議な空間になりました。
参加した同窓生は、オタク文化の先駆けとなった経営者、グループを率いる大物政治家、スポーツイベントを企画するビッグディレクター、全日本で活躍するダンサー、音楽家、翻訳家、教師などなどと、非常に多彩な顔ぶれでしたが、同窓会では対等な立場で、とても楽しい時間を過ごしました。
こんなに長い間同窓会がなかったのは、生徒会長だったお前が声をかけなかったのが原因だと言われ、遠隔地の大学に入学と同時に、実家も地元を離れてしまったとはいえ、少し責任を感じました。せめてものお詫びに、最後の校歌斉唱とエールに30年分の力をこめさせてもらいましたが、しばらく喉が痛かったです。
今回は幹事が12月になってから思い立ったという会だったため、集まったのは卒業生の2割くらいでしたが、ひたすら懐かしかったです。次回は倍の人数を集めようと約束して別れてきました。なんだか30年分の垢を落とす命の洗濯が出来たように感じました。しばらく同窓会を開いてない方は、久しぶりに集まってみたらいかがでしょうか。
|
|