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毎日のように大手の米国金融機関の破綻がニュースになっています。一部には日本の金融機関が支援を申し出ているとも聞いていますが、少し前には助けてもらう側にいたのですから、短い間にずいぶんと世の中の情勢は様変わりしたものですね。
日本の金融機関はバブル崩壊の教訓が生かして慎重な投資をしたのか、あるいは出来なかったのかはわかりませんが、結果的に幸いしているようです。実社会では窮地を教訓に変える力が問われるように思います。
実は、大学3年になる娘から「どんな仕事がいいと思う?」と聞かれて、2つの答えをしました。
1つは「いつの時代でも普遍的に人の役に立つ仕事」がいい。人間が健康に生きていくために必要不可欠な仕事なら、浮き沈みはあっても生き残っていけるだろうという意味です。これは私が学生のときに、父から言われたアドバイスでした。
次は「いろいろ調べて、最後は自分で決める」ということです。誰かに決めてもらったことは嫌になると投げ出してしまいそうですが、自分で決めたことは苦しくても耐えられると思います。
製薬会社では、次世代の新薬開発のために10年先を見据えて資源を投入しています。その投入は決して過大であってはいけませんが、少な過ぎても将来につながりません。物事の本質を見極めて、決めたことは試練を乗り越えて達成を目指すという点では、会社の経営にも結びつきそうです。
エーザイ株式会社
コーポレートコミュニケーション部
下山信美
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