
|
 |
 |

 |
 |
博物館を見学するときに、収蔵品の由来を知って眺めると、趣が違ってきます。同じように地名の由来を調べてみると、その場所の歴史がわかって面白いですね。当館の現住所は「岐阜県各務原市川島竹早町1」となっていますが、「川島」は川島町が各務原市と合併した際に加わったものです。そこで「竹早町」の由来を調べてみました。
エーザイが当時の川島町に工場を建設する際に、地名を決めさせていただけることになったそうです。エーザイ本社の所在地は、現在「東京都文京区小石川」となっておりますが、以前は竹早町と言われており、この旧町名であった「竹早町」から名づけられました。
そこで小石川4丁目から5丁目にかけて存在した「竹早町」の由来を調べてみると、この辺りの江戸時代の地名は「小石川箪笥(たんす)町」と呼ばれており、「箪」の文字を上と下に分けて「竹早」になったという説があるそうです。
実は、この小石川箪笥町は「大福餅」発祥の地として知られています。塩餡の入った「腹太(はらふと)餅」をベースに、餡を甘くして小ぶりにした「大腹(だいふく)餅」が1771年に発売され、のちに腹を福に変えたというのが「大福餅」の由来ということです。
「大腹餅」のままでは食べ過ぎて、胴回りが大きくなってメタボリック症候群になりそうなので、なかなか良いネーミングの変更かもしれませんね。
エーザイ株式会社
コーポレートコミュニケーション部
下山信美
|
|
|