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スーパーマーケットなどのレジ袋有料化に伴って、購入した商品をエコバックで持ち帰る消費者の姿がすっかり見慣れたものになってきました。皆さんはどのようなエコバックでお買い物に出かけますか?それぞれがお好きな色やデザイン、商品の大きさや荷物の量にふさわしいエコバックを持っていらっしゃいます。そんな世相の中、袋状のバックよりも小さく折り畳むことができて、布を広げるとどんな形状の物も自由自在に包むことができる「風呂敷」が見直されているようです。
その歴史は古く、日本最古の風呂敷は、奈良時代の正倉院御物として舞楽装束を包んだ布が現存しています。平安時代には「平包・平裹(ひらつつみ)」「古路毛都々美(ころもつつみ)」と呼ばれ大切なものを包みました。室町時代以降になると「風呂敷」と呼ばれるようになったそうです。『大言海』(大槻文彦編)によると、湯殿に敷いてお湯から上がって足を拭う布として、さらに入浴時には脱いだ衣服を包み、湯から上がると敷いて衣服を身に着けたことから「風呂敷」と呼ぶようになったと紹介されています。元禄時代になると、包む道具として広まり富山の薬売りをはじめとする行商人たちの必需品となりました。屋号を記した風呂敷を担いで、町を歩いたため宣伝にもなったようです。
私はむかしから風呂敷が好き!幼少頃、御転婆ムスメだった私は、仮面ライダーなのかスーパーマンかもしくは月光仮面だったかはっきりと覚えていませんが、近所の男の子たちと風呂敷をマントに見立てて三輪車をこいだり、小高い場所からたなびかせながらジャンプして遊んだ楽しい思い出があります。大風呂敷を広げるとちょっとしたヒーロー気分、子ども時代には夢のある変装道具として大活躍でした。
先日、8月末の国政選挙はいつも以上の注目を集め、各党のマニフェストが提示されて賑やかでしたね。(内容は一言でいえば大風呂敷?)果たして実行可能なのか怪しい政策も含まれていたことでしょうが、夢も希望も持てない世知辛い世の中より、大風呂敷のヒーローは大きな希望、大きな目標を掲げて日本の未来をリードしていただきたいな! という願いを込めて選挙に行ってきました。
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