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「鬼は外 福は内」あるいは「鬼は内、福は内」といいながら皆さんもこの時期豆まきをしますか?毎年、私も豆まきをして年の数だけ豆を食べます。苗字に「鬼」が入っていたりする場合や、地方によっては「鬼も福も内」ということもあるようです。
立春の前日の冬から春に移り変わる時を特に節分というようになったといわれます。節分の豆まきをして節分の鬼を払う悪霊ばらい行事は平安時代頃から行われている「追儺(ついな)」から生まれました。今でも各地でこれにまつわる神事が行われています。
ところで、この時期にヒイラギの枝に鰯の頭を刺したものを戸口に立ててあるのを見かけたことはありませんか?私は子どもの頃に、大家族の友人宅の門にこれがついているのを見つけてとても不思議に思い尋ねた記憶があります。鰯にヒイラギをさしたものは、魔よけのお呪いでした。鰯を焼いたので「ヤイカガシ」「ヤキカガシ」と呼ばれました。「焼き嗅がし」からきているようです。ヒイラギは家をのぞきにきた鬼の目をさすとされ、魔よけとして家の敷地の鬼門に植えるとよいといわれます。
最近は鬼といっても思い浮かべるものは「鬼ごっこ」「コオリ鬼」「かくれんぼ」、桃太郎にでてくる鬼退治ぐらいでしょうか。
以前に写真撮影のために節分の日に愛知県の竜泉寺、大須観音などを訪ねてみました。行事の盛大さもさることながら、雪が積もってあいにくの天候にもかかわらず、それはそれはすごい人の多さに驚きました。
竜泉寺では、春駒(鰯の頭のヤイカガシをにヒントを得て作ったとされる)が開運厄除けのお守りとして売られていました。一年の厄を落としご利益を得るために、各地の行事にお出かけになるのもいいですね。この時限定のお守りや郷土玩具も求められるかもしれません。
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