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2017年4月28日(金)〜2018年3月31日(土) 【開催中】 平成29年度 企画展 「進化するくすり」
くすりの歴史はそのまま人類がたどった道でもあります。古来、病魔を退けるために呪術を用いていましたが、やがて経験と知恵を重ね、薬草・薬木をそのまま薬として利用するようになり、その後長い間、生薬が使用されました。
日本においても天然痘などの感染症で多くの人々が亡くなる時代が続きましたが、中国医学を導入して病を克服しようとしてきました。江戸時代にはより有効な薬を求めて、本草学が大きく発展しました。ヨーロッパでは、1806年にアヘンから有効成分モルヒネの抽出にはじまり、天然物から薬効成分を発見し、合成して作る低分子医薬品へと進化しました。また、天然痘などのウイルス疾患にはワクチン接種が行われ、細菌感染症においてはカビから抗生物質ペニシリンが合成され、多くの人々の命を救いました。さらに医療技術が進歩し、疾病の原因の解明、研究がすすめられた事により、有効な薬がなく治療が困難であった慢性関節リウマチ、アルツハイマー型認知症、慢性骨髄性白血病、C型肝炎など多くの疾病の薬が創生され、治療が可能になってきました。 本企画展では、どんな薬が多くの人々の命を救ってきたのか、日本のくすりの歴史をひもときつつ、20世紀のくすりから21世紀にかけて開発された最新の治療薬までを紹介いたします。 <企画の概要>
<展示マップ>
<本件に関するお問い合わせ先> 内藤記念くすり博物館 (担当:伊藤恭子) 〒501-6195 岐阜県各務原市川島竹早町1 TEL:0586-89-2101 FAX:0586-89-2197 開館時間:9:00〜16:30 最終入場時間:16:00 *休館日:月曜日、年末年始 |