 |
食欲の秋です。海のものも山のものも旬のおいしい食べ物が出回ります。そんな味覚の秋、これから冬にかけてついつい飲みすぎ、食べ過ぎてしまう季節でもあります。時には胃腸薬のお世話になることもあるかもしれないので、常備薬として備えておけば安心ですね。でも普段から食事をしっかりとれるように、胃が健康であることはいうまでもありません。
昔から腹痛、胃痛の薬は、多くの人々に必要とされてきました。胃腸薬・・・腹痛の薬として旅先には欠かせないものでした。薬草を煎じて飲むなど、漢方薬や民間薬がよく用いられてきたようです。例えば日本各地に自生する日本の民間薬の代表にセンブリがあります。もともとは殺虫剤に使われ、江戸初期ころから腹痛に用いられるようになりました。身近な薬用植物には、健胃の薬効があるものが意外に多いことがわかります。
記事:内藤記念くすり博物館
伊藤 恭子 (2005年11月) |
 |
 |