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子供の興味の範囲にあわせて、母親の知識が広がることが多々あります。私も子供のおかげで、今までは知りもしなかった新幹線の型番や、世界の国旗に興味を持つようになりました。今回は、「世界の国旗と植物」について触れたいと思います。
世界の国旗のデザインは、その国の歴史、政治的な背景、宗教、とりかこむ自然、生活といったものを基本としていることが多いようです。日本の国旗でも、太陽が描かれるように、自然に対する畏怖も表されているように感じます。
旗に描かれる植物で多く見られるのは月桂樹です。月桂樹は勝利のシンボルとして、古代ギリシャやローマ時代から利用され、ギリシャ共和国では国章に月桂樹が描かれています。国旗に月桂樹を使用している国は中南米が多いようですが、その中から数例をご紹介します。
< 月桂樹 > |
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グアテマラ共和国:国鳥を月桂樹で囲んでいる。 |
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メキシコ:中央に鷲がサボテンの上に立ち、力を示す樫の枝、勝利を示す月桂樹の枝で囲んだデザイン。 |
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ベリーズ:中央に描かれる国章の周りに50枚の月桂樹を描き、独立運動が1950年に始まったことを記している。 |
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サンマリノ共和国(イタリアの中に位置する国):首都サンマリノ市の塔の脇に月桂樹と柏の枝が描かれている。 |
< オリーブ >
国連の旗にも使用されているオリーブも多くの国旗で見られます。アテネ五輪でメダリストの頭を飾ったオリーブは、ギリシャにおいて聖なる木であり、その小枝は平和と充実の象徴とされています。
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国際連合(国連):北極点から見た世界地図を、オリーブの枝が包んでいる。 |
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キプロス共和国:キプロス島の下にオリーブが描かれる。 |
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エリトリア国:独立闘争で流された血をあらわす「赤」の上に、黄色でオリーブの枝が描かれている。 |
参考文献:「世界の国旗と国章大図鑑」株式会社平凡社 (2003.11.25)
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記事:エーザイ株式会社
コーポレートコミュニケーション部
谷田部 裕美子 (2006年2月) |
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