Brush for freedom(自由のための絵筆)

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2021年5月

Brush for freedom(以下、BFF)は、フィリピン小児医療センターの小児神経科学センター(PCMC)と連携したHI-Eisai Philippinesによるhhc共同化活動です。絵画などのアートがてんかん患者様の表現力や、やる気、人とのつながりを高め、自尊心を育むのに役立つことをPCMCの皆さんから教わったことがインスピレーションとなり、フィリピンのてんかん啓発週間にあたる2018年9月7日に、啓発と教育を取り入れたBFFを開催しました。

BFFは、このプログラムに参加した患者様とそのご家族、HI-Eisai Philippinesの従業員およびパートナーの皆さんから様々な感情を引き出しました。40人以上の患者様とそのご家族は、新しい体験ができることを大変喜ばれました。HI-Eisai Philippinesの従業員も有意義な「共同化」活動の機会に深く感謝するとともに、パートナーの皆さんもてんかん啓発週間の式典での活動に向けて熱意がみなぎりました。

BFFパートナー

     HI-Eisai Philippines、PCMC、PCSO、患者様とご家族

BFFでは、当社のhhc理念に従って、てんかん患者様の真のニーズをより理解することをめざしています。HI-Eisai Philippinesは、Sip and Goghと呼ばれるアートスタジオの支援を受けて、患者様の恐怖、希望、夢についてより深い洞察を得るためのペインティングセッションを行いました。患者様の物語について絵を描くことを通して分かち合うことは、てんかんと戦う彼らの生活を表現したカラフルな傑作を生み、結果としててんかんとともに自由に生きる希望を生じました。

 

この希望は、PCMC医療サービス部門マネージャーで講演者であるソニア・ゴンザレス先生による患者様とそのご家族への励ましの言葉によってさらに確かなものとなりました。さらに、フィリピンてんかん連盟(PLAE)の元代表のメル・ミシェル・ビラルス先生による「てんかんの管理と精神保健法」という講演が行われ、最後に、Philippine Charity Sweepstakes Office(PCSO:1か月の無料投薬を保障するなどで患者様に財政的支援を提供する政府機関)のソーシャルワーカーであるダイアン・ホフィレナ氏が、PCSOの支援を利用するために必要なプロセスと要件について解説されました。

  

このイベントの締めくくりは、フィリピンの子供たちに最も人気のファストフードチェーンであるジョリビーとのコラボレーションによる子供向けパーティーでした。彼らは、知的スキルを高める記憶ゲームで遊び、この素晴らしい瞬間を一緒に楽しみました。ここで得られた連帯感は、すべての参加者が発作フリーの可能性に前向きになるための1つの方法となりました。

 

「表出化」を通して、HI-Eisai Philippinesの従業員は、予測できない発作に加え、てんかんに関する教育の欠如によって引き起こされるいじめ、地域社会からの支援の欠如、経済的問題、普通の生活送ることができない不満などの患者様の共通の苦しみを学びました。

チームメンバーは、これらの理解に基づいて、パートナーの皆さんとのコラボレーションによる「連結化」を行い、てんかん日記

「てんかんとともに自由に生きる」、患者様アクセスプログラム、コミュニティ構築の3つのパートからなる戦略にたどりつきました。

 

「てんかんとともに自由に生きる」は、HI-Eisai Philippinesによる最初の発作日記です。この日記には、マーケティングチームのメンバーとの連携によって、発作のモニタリング、投薬スケジュール、健康的な食事の計画、緊急時のガイダンスなどに関する患者様や医師の意見が組み込まれました。表紙には、BFFに参加した1人の患者様の絵が用いられました。患者様アクセスプログラムはPCSOを通じて行われています。最後のhhc活動を通じたコミュニティ構築と啓発については、HI-Eisai Philippinesは2019年度に2つの州において啓発と講演に関するキャンペーンを支援することに合意しました。これらの啓発キャンペーンは、ダバオ市とバギオ市で、アグビシット先生やトラハノ先生といった著名な医療従事者とともに行われ、いずれの先生からもてんかんにおける適切な患者様ケアについて講義いただきました。これらの戦略に加えて、持続可能性を確立するためHI-Eisai Philippinesは神経学を専門とする機関および団体(PCMC、PLAE、CNSP、PGH)とのより強力なパートナーシップを確立しました。また、BFFにおけるプログラム&ビデオは、独自の継続医療教育イベントであるPH PulseやBRAINSサミットなどのHI-Eisai Philippinesが行うマーケティングイベントで紹介されています。

 

BFFは、キャンペーンの始まりに過ぎず、私たちはより多くの活動に取り組み、てんかん患者様のQOLを高め、最終的には発作フリーを実現するための手助けとなることをめざします。