海外hhcマネジャーの熱い想い

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2010年2月

エーザイには、海外の事業所ごとに、hhc活動の推進を担う「hhcマネジャー」がいます。そして、各国で「hhcプロジェクト」推進に携わり、hhc理念実現のために取り組んでいます。

このhhcマネジャーが地域ごとに集まる「hhcマネジャーミーティング」が、2009年11月に欧州で、2010年1月にアジア地域で開催されました。

2008年度、欧州のミーティングの様子はこちらをクリック

欧州のミーティングでは、各国で取り組んでいるhhc活動をそれぞれ報告しました。社員に対してhhc理念をいっそう浸透させるための研修や、「てんかん」の啓発活動や患者様との交流等の活動が報告されました。特に「てんかん」は、疾患自体の認知が低く、患者様をとりまく環境の改善が強く求められており、その課題解決にむけ、製薬企業という枠組みにとらわれない取り組みについて検討されました。また、昨年度のミーティングでhhcマネジャーが体験した「高齢者疑似体験プログラム」(高齢になった際の身体的機能低下や心理的変化を、擬似的に体験するプログラム)を、今後、欧州の社員研修で利用するため、各国のhhcマネジャーは真剣にレクチャーに臨んでいました。

アジアのミーティングでは、現地の医療法人から外部講師をお招きし、“Patients' reality”(患者様の真実)、患者様にとっての“Hope”(希望)とは何か、さらに、製薬会社に求められる役割などについてお話をいただきました。

各国のhhc活動の報告では、疾患啓発や患者様支援プログラム、地域の医療ニーズを満たすための取り組みが紹介されました。アジアの多くの事業所では認知症に関する疾患啓発活動に積極的に取り組んでおり、世界アルツハイマーデーのイベント参加など、各国の状況にあわせた活動が報告されました。活動報告の後、hhcマネジャーがそれぞれの経験を活かした提案や意見交換を行い、活発な議論が行われました。

アジアでも課題は国ごとに異なり、それぞれが問題解決に向け、独自のアプローチで活動しています。hhcマネジャーは今回学んだ事例や議論を参考に、来年度の具体的なアクションプラン策定に取り組んでいます。

hhcマネジャーを各国に配し、地域や国境を越えて交流の促進につとめているのは、エーザイが、hhc理念の実現こそがもっとも大切なことであり、会社の存在意義そのものであると確信しているからです。hhcマネジャーが持つhhcへの熱い想いや、hhc活動を通じてのさまざまな体験を共有し、議論することで、よりよい活動が生まれていきます。これらの一連の活動を通じ、世界の患者様とそのご家族、生活者の皆様のベネフィット向上により一層貢献したいと考えています。