第52回米国臨床腫瘍学会年次総会においてエーザイのがん領域の開発品・製品に関する最新試験データを発表

エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役CEO:内藤晴夫)は、2016年6月3日~7日に米国シカゴで開催される「第52回米国臨床腫瘍学会(American Society of Clinical Oncology:ASCO)年次総会」において、当社が創製した「ハラヴェン®」(一般名:エリブリンメシル酸塩、以下 エリブリン、ハリコンドリン系微小管ダイナミクス阻害剤)および「レンビマ®」(一般名:レンバチニブメシル酸塩、以下 レンバチニブ、新規結合様式を有する選択的チロシンキナーゼ阻害剤)に関する最新試験データを発表しますのでお知らせします。

ポスターセッションにおいて、エリブリンについては、リポソーム製剤の固形がんを対象とした臨床第Ⅰ相試験結果などが発表されます。レンバチニブについては、放射性ヨウ素治療抵抗性甲状腺がんを対象とした臨床第Ⅲ相試験(SELECT試験)の奏効結果のアップデートや、日本で実施した分化型甲状腺がん、甲状腺未分化がん、甲状腺髄様がんを対象とした臨床第Ⅱ相試験の最終解析結果などが発表されます。

当社は、がん関連領域を重点領域の一つと位置づけており、最先端のがん研究から革新的な創薬を行い、がん患者様とそのご家族、さらには医療従事者の多様なニーズの充足とベネフィット向上に、より一層貢献してまいります。

■本年のASCO年次総会で採択された当社開発品・製品に関連する主な発表

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製品・化合物 発表演題・予定日時(現地時間)
エリブリン
(ハラヴェン)
抄録番号: 2524
固形がん患者を対象としたエリブリン・リポソーム製剤の最大耐用量を決定する
多施設共同、非盲検臨床第Ⅰ相試験
ポスター発表:6月5日(日) 8:00-11:30
エリブリン
(ハラヴェン)
抄録番号: 11015
悪性軟部腫瘍の病勢進行に伴うQOL(quality of life)の評価
ポスター発表:6月6日(月) 8:00-11:30
エリブリン
(ハラヴェン)
抄録番号: 11037
エリブリンとダカルバジンを比較する進行性の脂肪肉腫および平滑筋肉腫を対象とした非盲検、無作為化臨床第Ⅲ相試験:脂肪肉腫のサブタイプ別の結果
ポスター発表:6月6日(月) 8:00-11:30
レンバチニブ
(レンビマ)
抄録番号: 4553
転移性腎細胞がんを対象としたレンバチニブ、エベロリムス、レンバチニブ/エベロリムス併用の臨床第Ⅱ相試験:部分集団解析および全生存期間のアップデート
ポスター発表:6月6日(月) 13:00-16:30
レンバチニブ
(レンビマ)
抄録番号: 6088
分化型甲状腺がん、甲状腺髄様がん、甲状腺未分化がん患者を対象とした
レンバチニブの臨床第Ⅱ相試験:最終解析結果
ポスター発表:6月4日(土) 13:00-16:30
レンバチニブ
(レンビマ)
抄録番号: 6089
放射性ヨウ素治療抵抗性分化型甲状腺がん患者における
レンバチニブ治療の奏効結果:SELECT試験のアップデート
ポスター発表:6月4日(土) 13:00-16:30
  • (注)
    SELECT試験:Study of E7080 “LEnvatinib” in Differentiated Cancer of the Thyroid

以上