ここから本文です

ニュースリリース

2015年4月24日

メキシコで事業を本格始動、ラテンアメリカでの患者様貢献拡大へ
―抗がん剤「Halaven®」、「Gliadel®」を新発売―

 エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役CEO:内藤晴夫)は、このたび、当社のメキシコ医薬品販売会社Eisai Laboratorios, S. de R.L. de C.V(所在地:メキシコシティ、以下 エーザイ・メキシコ)が、抗がん剤「Halaven®」(一般名:エリブリンメシル酸塩)および「Gliadel®」(カルムスチン脳内留置用剤、日本製品名:「ギリアデル®」)を新発売しましたのでお知らせします。これらの製品は、当社グループがメキシコで自社販売する初めての製品となります。

 「Halaven」は、当社が自社創製・開発した新規抗がん剤であり、乳がんに係る適応で、現在、米国、欧州、日本を含む世界約60カ国で承認を取得しています。メキシコでは、2014年8月、「アントラサイクリン系及びタキサン系抗がん剤を含む少なくとも2種のがん化学療法による前治療歴のある局所進行性・転移性乳がんにおけるサードライン治療」に係る適応で承認を取得し、その後発売の準備を進めてきました。
 一方の「Gliadel」は、カルムスチンを生体内分解性のポリマー基剤に含んだ、脳内留置用の徐放性製剤です。メキシコでは、「初発の悪性神経膠腫における手術および放射線療法との併用、および再発の多型性神経膠芽腫における手術との併用」に係る適応で、2014年11月にオーファンドラッグとして承認されました。

 メキシコの医薬品市場は、2013年には135億米ドル(約1.6兆円)、世界では13位、ラテンアメリカではブラジルに次いで2番目の規模となっています1。当社は、2011年8月にエーザイ・メキシコを設立し、製品の登録申請作業を進めてきました。メキシコでは、今回発売された2製品のほか、現在、抗てんかん剤「Inovelon®」、「Fycompa®」、抗がん剤「Targretin®」、肥満症治療剤「BELVIQ®」が新薬承認申請中です。なお、当社は、ラテンアメリカ最大市場であるブラジルでは、2011年4月に医薬品販売会社を設立し、2014年11月から「Halaven」の販売を開始しています。

 当社は、メキシコの患者様に革新的医薬品をお届けするため、製品ラインアップおよび販売体制の充実をはかり、当地域の患者様とご家族のベネフィット向上に貢献してまいります。


以上


<参考資料>

1. メキシコ医療保険制度について

 メキシコの医療保険制度は、公的医療保険と国民健康保険プログラムの大きく2つの柱で構成されています。
 公的医療保険の主なものには、民間企業の従業員を対象とした社会保険であるIMSS(Instituto Mexicano del Seguro Social)と連邦政府の職員を対象としたISSSTE(Instituto de Seguridad Servicios Sociales de los Trabajadores del Estado)があり、国民の約半数が加入しています。残りの低所得者を中心とする、公的保医療険に加入していない国民の多くも連邦と州が資金を拠出する国民健康保険プログラムによってカバーされています。

2. ラテンアメリカにおける事業展開について

 当社は、カナダ、メキシコ、ブラジル、ロシア、オーストラリアの5カ国を、将来の成長を担うストラテジックマーケットと位置付け、「Halaven」、「Fycompa」、「Lenvima」といったグローバル製品の申請および発売を着実に進め、これらの国での事業基盤構築、拡充をはかっています。これらのストラテジックマーケットの中でも、今後も高い成長が見込まれるラテンアメリカの中核であるメキシコおよびブラジルは最重点マーケットと位置づけています。
 当社は、今回、「Halaven」、「Gliadel」を発売したメキシコに先立ち、ブラジルにおいて2014年11月にラテンアメリカで初めての自社販売製品として「Halaven」を発売しました。現在、ブラジルでは、抗てんかん剤「Fycompa」および「Inovelon」、肥満症治療剤「BELVIQ」、抗がん剤「Gliadel」、「Lenvima」を申請中です。


出典

1 ©2015 IMS Health, IMS World Review Executive 2014™を元に作成、無断転載禁止