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ニュースリリース

2012年5月11日

米国子会社エーザイ・インクがアリーナ・ファーマシューティカルズと肥満症治療剤lorcaserinのライセンス地域を拡大する契約を締結

 エーザイ株式会社(本社:東京、社長:内藤晴夫)は、米国子会社であるエーザイ・インクが、アリーナ・ファーマシューティカルズ・インク (Arena Pharmaceuticals, Inc. 本社:米国カリフォルニア州、社長:ジャック・リーフ、以下「アリーナ社」) のスイス子会社アリーナ・ファーマシューティカルズGmbH と、肥満症治療剤として開発されているlorcaserinについて、2010年7月に締結した米国における独占的商業化に関するライセンス契約を変更し、対象地域をメキシコ、ブラジル、カナダ等を含む米州20カ国に拡大することに合意した、と発表しました。

 Lorcaserinは、アリーナ社が創製した新規化合物であり、同社が肥満症の患者様(BMI≧30)、または1つ以上の合併症を有する過体重の患者様(BMI≧27)の、体重減少およびその維持を含む肥満症の治療剤として開発中です。現在、米国食品医薬品局(Food and Drug Administration: FDA)の審査が進められており、PDUFA(Prescription Drugs User Fee Act)アクション・デート(審査終了目標日)は2012年6月27日に定められています。

 近年、肥満症はもっとも大きな健康問題の1つとなっています。本剤のライセンス地域の拡大により、当社は米州で肥満症治療を必要とする患者様に、新しい治療選択肢をお届けできるよう、努めてまいります。

以上

[参考資料として米州における新進出国の状況、lorcaserin、アリーナ・ファーマシューティカルズ・インクを添付しています]

<参考資料>

1. 米州における新進出国の状況について
 当社は、中期戦略計画「はやぶさ」において、「グローバルトップ20カ国への進出」を目指しており、イースト・アジア(日本、中国、韓国、台湾、香港)、アメリカス(北米、中南米)、EMEA(Europe/Middle East/Africa:欧州・中東・アフリカ)、インド・パシフィック(Indo-Pacific:南アジア、アセアン、オセアニア)の4リージョン体制で新市場に対するマネジメントを行っています。その一つであるアメリカスでは、カナダ(2010年4月)、ブラジル(2011年4月)、メキシコ(2011年8月)に医薬品販売会社を設立しており、カナダでは、抗てんかん剤「Banzel」、インプラント型脳腫瘍治療剤「Gliadel Wafer」、抗がん剤「ハラヴェン」の販売を開始しております。

2. lorcaserinについて
 lorcaserinはアリーナ社創製の化合物であり、選択的なセロトニン2C(5-HT2C)受容体アゴニストとして作用することが知られています。また、セロトニン2C受容体は、食欲や代謝を司る視床下部を含めた脳に発現しており、視床下部の5-HT2Cへの刺激は摂食抑制、飽食に強い関連を有していることが報告されています。

3. アリーナ・ファーマシューティカルズ・インクについて
 アリーナ・ファーマシューティカルズ・インクは、循環器、中枢系、炎症、代謝異常分野におけるGタンパク結合受容体、有効な創薬標的をターゲットとする、経口剤の発見、開発、商品化にフォーカスするバイオ製薬会社です。Arena Pharmaceuticals®およびArena®は、アリーナ・ファーマシューティカルズ・インクの登録商標です。