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ニュースリリース

(2010年11月17日) 印刷用(PDF 160KB)

米国フォーマ・セラピューティック社と広範な戦略的創薬研究提携契約を締結


 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、このたび米国子会社エーザイ・インクとフォーマ・セラピューティック社(本社:米国マサチューセッツ州、社長:スティーブン・トレゲイ、以下 フォーマ社)が広範な戦略的創薬研究提携契約を締結したと、発表しました。

 本契約締結により、開発品の充実化を図るために新規化合物の発見を支援するものとして、エーザイはフォーマ社の多様性志向型合成化合物ライブラリーと細胞系スクリーニング・プラットフォームを包括的に活用する権利を有します。さらに、エーザイはフォーマ社の細胞系スクリーニング・プラットフォームを技術移入できる選択権を有しています。

 フォーマ社は、契約一時金と、3年間にわたる研究助成金、さらに、この契約に由来し、エーザイが商品化する可能性のある候補品化合物に対するマイルストーン・ペイメントと知的財産権使用料を受け取ります。

 フォーマ社のユニークさは、難易度の高い新規候補化合物の同定を可能とする、多様な合成・創薬技術機能であり、エーザイは本提携によりこれらを活用することができます。また、アンメット・メディカル・ニーズを充足できるような画期的な治療法を創出する上で、外部のイノベーションを活用することにより、相乗的な効果をもたらすことが期待されます。

 当社はオンコロジー領域を最重点領域と位置付け、低分子抗がん剤、抗体医薬、ワクチン療法や支持療法など可能性のある治療法の開発・追求を加速させていきます。
 さらに、この契約を通して、有機化学と生物化学の融合のなかから生み出される新しい技術を取り込み、そこから創製される選択肢を治療法の1つに加え、患者様とそのご家族に提示していきます。

以上


[参考資料としてフォーマ・セラピューティック社、フォーマ社の統合された創薬プラットフォームについて を添付しています]



<参考資料>


1.フォーマ・セラピューティック社について
 フォーマ・セラピューティック社は、がん領域において斬新な低分子化合物治療を提供することにより、解決困難なターゲットに対する創薬をめざしています。また、独自に開発した細胞系スクリーニング、構造先導創薬、多様性志向型合成技術などを応用することにより候補品のパイプラインを創製しています。さらにフォーマ社は、さまざまな治療領域においてその独自の創薬技術を用いることにより、パートナーのために新規化合物を創出しています。フォーマ社の本社は米国マサチューセッツ州ケンブリッジにあり、コネチカット州、シンガポールに研究施設があります。
詳細はwww.formatherapeutics.com

2.フォーマ社の統合された創薬プラットフォーム
 フォーマ社は、その技術力と、新規ターゲットへのアクセス、新世代ブレイクスルー抗がん剤の開発に向けたオンコロジー領域での専門性により、ユニークに位置づけられる会社です。フォーマ社の創薬機能の主要な特徴は以下のものを含んでいます。
  • 細胞内の個々のターゲットに対するスクリーニング、ゲノムワイド/プロテオームワイドの定量的プロファイリング、標的同定を可能にする多用性細胞系スクリーニング・プラットフォーム
  • 多様性志向型合成 (Diversity Orientated Synthesis:DOS) を取り込んだ統合的化合物プラットフォームと、独自の計算生物学と構造生物学を活用した、構造先導創薬アプローチによる新規化合物空間(chemical space)へのアクセス
  • 天然物に見られる高度な立体化学と、構造多様性と、伝統的コンビナトリアル・ケミストリー手法とを結合した多様性志向型合成