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ニュースリリース

(2010年4月16日) 印刷用(PDF 215KB)

中国を対象としたcinitaprideに関するライセンス契約をAlmirall社と締結


 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)は、Almirall, S.A.(本社:バルセロナ市、スペイン、社長:ホルヘ・ガヤルド、以下「アルミラル社」)と、上部消化管機能改善剤cinitapride tartrate(一般名)に関する、中国における開発、生産、販売に係るライセンス契約をこのたび締結しました。
 本契約により、当社は本剤について、アルミラル社より中国における独占的開発、生産および販売権を獲得します。なお、当社とアルミラル社は、2001年にも、同じく中国を対象とした、抗アレルギー剤「ケスチン」(一般名:エバスチン)についてのライセンス契約を締結しており、両社の提携は今回で2度目となります。

 本剤は、アルミラル社が開発した上部消化管機能改善剤です。消化管神経叢に存在する5-HT2および5-HT4受容体にセロトニンが結合することを阻害することによりセロトニンの遊離を増大させ、上部消化管運動を改善します。また、本剤は、抗ドーパミン作用も有しており、ドーパミン受容体を阻害することによりアセチルコリンの遊離を刺激し上部消化管機能を改善します。スペインでは「軽度および中等度の運動機能不全型胃腸症」および「プロトンポンプ阻害剤では効果が不十分な逆流性食道炎に対する補助療法」を効能・効果として、アルミラル社が販売しています。

 当社は、ポテンシャルの高い市場である中国を1つのリージョンとし、当社のグローバル重点治療領域だけではなく、中国の疾病構造に合致したフランチャイズの拡充をはかっています。その1つである消化器領域において、すでに現地で当社が販売している胃炎・胃潰瘍治療剤「セルベックス®」や肝臓疾患用剤・アレルギー用薬「強力ネオミノファーゲンシー®」「グリチロン®錠」、現在開発中の慢性B型肝炎治療剤「クレブジン」や分岐鎖アミノ酸製剤「リーバクト®顆粒」にcinitaprideが新たに加わることにより、中国における消化器領域の製品ラインアップがさらに拡充します。

 当社は、1日も早く本剤を中国の患者様にお届けできるよう、アルミラル社と協力して開発を進めてまいります。
以上

[参考資料として、製品およびアルミラル社の概要を添付しております]


<参考資料>


■ Cinitapride について(スペイン)
 【製品名】
   Cidine®

 【一般名】
   Cinitapride

 【剤 形】
   錠剤、液剤、分包剤

 【効能・効果】
  • 軽度および中等度の運動機能不全型胃腸症
  • プロトンポンプ阻害剤不応性の逆流性食道炎に対する併用療法
 【用法・用量】
  • 錠剤
    成人(20歳以上)には、1回1錠を1日3回、毎食前15分前に経口投与する
  • 液剤
    成人(20歳以上)には、1回スプーン2杯分を1日3回、毎食前15分前に経口投与する
  • 分包剤
    成人(20歳以上)には、1回1包を1日3回、毎食前15分前にコップ1杯の水に懸濁して経口投与する
 【主な有害事象】
(顔筋や頸筋、舌筋の痙攣を伴う)錐体外路症状、掻痒症、発疹など


■ アルミラル社について
 アルミラル社は、スペインのバルセロナに本社を構える研究開発型のインターナショナルな製薬企業です。喘息、慢性閉塞性肺疾患、関節リウマチ、多発性硬化症、乾癬およびその他の皮膚疾患を主な注力領域とし、医薬品の研究・開発、生産、自社開発品およびライセンス製品の販売を通じて、人々のより良い健康の実現に貢献しています。欧州とラテンアメリカを中心に世界11カ国に本格進出し、その製品は70カ国以上で販売されています。

 アルミラル社についての詳細情報は、同社のウェブサイト、www.almirall.comをご覧下さい。