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ニュースリリース

(1998年10月22日)

国内及び海外で開発中の抗リウマチ薬、「T-614」の国内における共同開発契約締結について

報道関係各位
平成10年10月22日
富山化学工業株式会社
東京都新宿区西新宿3-2-5
エーザイ株式会社
東京都文京区小石川4-6-10



 富山化学工業株式会社(社長:中野克彦)とエーザイ株式会社(社長:内藤晴夫)は、富山化学が日本(フェーズIII)及び英国(フェーズII準備中)で開発中の抗リウマチ薬「T-614」について、日本国内における共同開発に基本合意し、平成10年9月30日に共同開発及びライセンス契約を締結致しました。
<契約の概要>
1. 臨床開発フェーズIIIより共同開発を行い、製造承認申請を両社同時に行う。

2. 両社は国内において並行販売を行う。

3. 承認取得後のエーザイでの販売は、富山化学より医薬原体又は製剤品を供給し、エーザイにて包装し販売する。


抗リウマチ薬「T-614」について

抗リウマチ薬の現況
 慢性関節リウマチは免疫異常を背景とした慢性炎症性疾患であり、関節破壊による変形および機能障害を引き起こす疾患です。

 現在、日本では、慢性関節リウマチの薬物療法は早期から疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARD )を投与することが推奨されています。しかし、現在市販されているこれらのDMARDは副作用も多く、有効性の面でも個人差が大きいことが問題になっています。

 富山化学では、これらの現状を踏まえ、「T-614」を新しいタイプの抗リウマチ薬として開発中(国内フェーズIII、英国フェーズII準備中)です。

「T-614」の臨床上の特長
臨床開発フェーズIIIより共同開発を行い、製造承認申請を両社同時に行う。
  両社は国内において並行販売を行う。
  承認取得後のエーザイでの販売は、富山化学より医薬原体又は製剤品を供給し、エーザイにて包装し販売する。

「T-614」の特長
1. クロモン骨格にメチルスルホニルアミノ基を導入した新規な構造を持っている。
  2. 慢性関節炎モデルおよび自己免疫疾患モデルにおいて、関節病変その他の免疫異常に対して改善作用を示す。
  3 炎症性サイトカイン「インタ-ロイキン-1,6,8及びTNF(腫瘍壊死因子)」の産生を抑制する。
  4. リンパ球の増殖を抑制し、免疫グロブリンの産生を抑制する。


化学構造式
化学構造式

化学名 3-Formylamino-7-methylsulfonylamino-
6-phenoxy-4H-1-benzopyran-4-one

本件に関するお問い合わせは下記のところへお願い致します。


富山化学工業株式会社
総務部広報グループ TEL 03-5381-3818

エーザイ株式会社
広報・法務部広報グループ TEL 03-3817-5120