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ニュースリリース

(1997年9月16日)

エーザイ株式会社のドイツ医薬品販売会社、アルツハイマー型痴呆治療剤「アリセプト」を発売

 エーザイ株式会社(本社:東京都、社長:内藤晴夫)のドイツでの医薬品販売会社エーザイ・GmbH(略号:EDG)は、一日一回投与型の軽度・中等度のアルツハイマー型痴呆治療剤「アリセプト」(一般名:塩酸ドネペジル、開発記号:E2020)の自社販売を、ファイザー社との共同販促を通して10月より開始いたします。


 アリセプトは欧州連合(EU)での医薬品審査に関する相互認証制度により、欧州12カ国で承認に向けた合意が7月になされ、この合意に基づきドイツでの販売がこのほど許可されました。


 アリセプトはエーザイが独自に合成したまったく新たなアセチルコリンエステラーゼ阻害剤で、日米欧三極で臨床開発が進められてきました。アリセプトは米国で1996年11月に承認され、本年1月より販売が開始されました。また、英国では1997年2月に承認され、4月より販売が開始されました。現在、日本では第三相臨床試験(フェーズ3)の開発段階にあります。


 アリセプトは記憶と学習に関与している神経伝達物質アセチルコリンを分解する酵素(アセチルコリンエステラーゼ)の働きを阻害することにより、脳内アセチルコリン濃度を高め、軽度・中等度のアルツハイマー病患者の認知機能を賦活し全般臨床症状を改善することが期待されています。


 アルツハイマー型痴呆は主に初老期から老年期に発症し、記憶力低下、行動の変化さらには言語障害や運動機能障害へと進行する脳の変性疾患です。ドイツではおよそ70万人、世界では800万人以上のアルツハイマー病患者が推計されています。


 エーザイ株式会社とファイザー社は1994年11月、アリセプトに関する販売提携を締結しており、エーザイはファイザー社との共同販促を通して、米国、英国、ドイツ、フランスでアリセプトの自社販売を行います。