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身近な生活にある薬用植物 からだを温める素材
 私は、寒い季節に熱いうどんやきしめんに生姜をたっぷり入れて食べるのが好きです。体の中からポカポカと温まり、体調がパッとしない時もよくなります。
 風邪の初期には生姜をすりおろし、葱を刻んで加え、すまし汁にして熱いうちに飲むと汗がでて早く熱がさがるようです。また、生姜に黒糖あるいははちみつ、レモンを加えて飲むと体も温まっていいとか。これは、生姜には発汗作用、解熱、補温などの薬効があるためで、漢方薬にはなくてはならない生薬の一つです。
 現在各地に伝えられている生姜による民間療法は、江戸時代の書籍にも見られます。様々な書籍に「風邪には蜜柑の皮に生姜を入れ、煎じて飲むと効く」とか、「生姜酒を熱燗にして飲んで眠ると治る」といったことが書かれています。江戸川柳に「医者殿は うどん食らってひっかぶり」という一句があります。これは「医師自身が自分の腕や薬よりも、うどん食べて寝ていれば治る」との意味で、風邪の時には、まずは体を温めることがよいことを強調しています。

 体を冷やさず、逆に温めることで免疫力を高めることの大切さが最近よくいわれるようになりました。体を温めてくれる素材には生姜以外にも、根菜類、きのこなどいろいろありそうです。東洋医学の聖典『黄帝内経素問』には、韭(にら)のことを「菜類中でこのものが最も温なるもので、人体を益する。常にこれを食うがよい」とあります。体を温める陽性の食べ物の多くは冬に旬を迎えます。寒い季節、食事に一工夫して元気にすごしたいものですね。

記事:内藤記念くすり博物館
         伊藤 恭子 (2010年2月)

生姜(ショウガ) 大根(ダイコン)
蜜柑(ミカン) 柚子(ユズ)
大蒜(ニンニク) 韭(ニラ)
葱(ネギ) リンゴ
唐辛子(トウガラシ) 人参(ニンジン)
蕪(カブ) カボチャ
金柑(キンカン) 山芋(ヤマイモ)
ワケギ 山葵(ワサビ)
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