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身近な生活にある薬用植物 竜にちなんだ植物
 今年は辰年なので、干支にちなんで身近な竜に関わる植物を探してみました。竜は想像上の動物として、古来より神話にも登場しています。中国で麒麟、鳳凰、亀とともに四霊の一つに数えられ、青竜は白虎、朱雀、玄武と並ぶ四神の一つとされています。日本では、仏教の影響で八大竜王などと呼ばれ、水神、農耕神として奉られてきました。

 竜とつく植物には、リンドウ(生薬名:竜胆)、リュウノヒゲ(ジャノヒゲ 生薬名:麦門冬)、リュウノウギク(竜脳菊)、リュウゲソウ(竜牙草 別名:キンミズヒキ)、リュウキ(竜葵 別名:イヌホオズキ)などいろいろあります。

 リンドウは薬局方にも収載されていて、リンドウ科の多年草です。凛として清楚な藍色の花をつけるリンドウの根は、その見た目からは想像できない程苦いことから、竜の胆のように苦いといわれ、生薬名は竜胆と名づけられました。唾液や胃液の分泌を促して、消化の働きを増進させる効果があります。

 リュウノヒゲはユリ科の多年草で、細い葉が竜の髭のようであることから名づけられました。塊根を薬に使い、生薬名は麦門冬で、咳止め、痰切り、解熱の作用があります。

 リュウノウギクはキク科の多年草で、日本全国に分布しています。高さは60cmほどで、日当たりのよい所で見かけます。小さなかわいらしいキクなのになぜ竜なのか?花の姿からはその名前は似つかわしくなさそうです。満開の時には野生のキクでありながら、すがすがしい香りを漂わせています。葉の裏面には灰褐色の毛が密に生え、もむと樟脳に似た香りがします。樟脳よりややソフトな香りの竜脳に似ていることからこの名がつけられました。乾燥した茎葉を刻んだものを、お風呂にいれると血行をよくし、冷え症、腰痛、神経痛などによいようです。
 寒い毎日が続きますが、神秘なる竜の力にあやかり、冷えた体をゆっくりと温めて健康で快適に過ごしたいものです。

記事:内藤記念くすり博物館
         伊藤 恭子 (2012年2月)
リュウキ リュウゲソウ
リュウノウギク リュウノヒゲ
リンドウ
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