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身近な生活にある薬用植物 風邪と薬草
 地球温暖化と言われていても、やはり冬は寒いですね。寒くなると風邪の季節が到来です。
 引きはじめの風邪には民間療法として、ショウガ湯、ダイコン飴、長ネギの湿布などが用いられてきました。水分の補給も大切です。もう少し本格的な風邪になると葛根湯の出番です。葛根湯については、こちらのコラムでも、すでに紹介させていただいておりますので、そちらをご覧下さい。これまでは風邪ウィルスをやっつけるというより、症状を抑える効果が中心でした。

 そして、最悪の風邪といえばインフルエンザですね。体が弱っているときにインフルエンザにかかると生命の危機ともなりかねませんから、特に気をつける必要があります。その上、最近は鳥インフルエンザなどの新たな脅威が出現しています。
 そこで、がぜん注目を集めているのがハッカク(八角)で、リン酸オセルタミビル(タミフル)の原料として品薄になっているそうです。八角形だから八角とは、なんともストレートなネーミングですね。リン酸オセルタミビルはインフルエンザウィルスの増殖を直接抑制する作用する頼もしい働きがありますが、ハッカクを直接服用してもウィルスには効果がないのが残念なところです。

 風邪の対策は、やはり予防が一番です。そのためには十分な休養がたいせつですね。この季節は、忘年会や新年会で連日遅くなったりしないよう気を付けたいものです(自分への戒めです)。

葛根湯

記事:エーザイ株式会社
         コーポレートコミュニケーション部
         下山 信美  (2005年12月)
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