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身近な生活にある薬用植物 滋養に効くジオウ
 ジオウ(地黄)はゴマノハグサ科の多年草アカヤジオウあるいはカイケイジオウの根から作られるもので、干した「乾地黄」、酒蒸しした「熟地黄」などがあり、加工の仕方によって効果に差があると言われております。

 滋養強壮というと何となく健康にいい感じですが、本来「滋養」は栄養を体に取り込んで行き渡らせる、「強壮」は体を元気にするという意味です。ジオウは、血液を増す作用や血流の改善が期待されており、まさに滋養はジオウの効果に当てはまりそうですね。

 漢方では原料に加工を施すことを修治と呼び、重要なプロセスになっています。たとえば毒性が強いことで知られるブシでは、毒性を軽減するために加圧加温した「加工ブシ」が使われます。ジオウの主成分は糖類で、この修治により糖類が加水分解を起こし成分が変化しているという研究があります。

 現在、ジオウは原料の多くを輸入に頼っていますが、古くは近畿を中心に栽培されており、奈良県橿原市には「地黄町」という地名が残っています。今では地黄町でのジオウ栽培は行われていないのですが、地元で保存の取組みがあり、当館の薬用植物園もお手伝いしています。

 ジオウを含む処方として「八味地黄丸」が知られています。「八味」は八種類が配合された、ジオウが主薬の丸剤という意味ですが、現在ではエキスなどの形で服用されることが多く、強壮に用いられているようです。

記事:エーザイ株式会社
         コーポレートコミュニケーション部
         下山 信美  (2007年9月)
薬研
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