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身近な生活にある薬用植物 お酒と薬用植物
医学の「医」という漢字は、旧字体では「醫」と書きます。「医」+「殳」+「酉」の3つ部分からなりますが、現在では左上の部分「医」のみを採用しています。そして、それぞれの部分の意味を次のように説明しているのを読んだことがあります。

「医」の矢はメスを表し、外科的な治療を、「殳」は投薬のように施すという意味があり、「酉」は薬物療法であるという解説です。現在使われている「医」の部分だけでは、外科的な治療だけで、ちょっと片手落ちな感じがしませんか?

では、なぜ酉が薬物療法を指すのでしょうか?そう、酉はお酒のことで、ここではお酒で抽出した薬用植物を意味するようです。一般的な薬用植物の飲み方として、煎じた○○湯や固形の○○丸、○○散などの形態がありますが、古くから薬用植物をお酒に浸けて服用していたことがうかがえます。

薬用植物を、お酒に浸けるのはなぜでしょうか?それは薬用植物の有効成分の性質で説明することができます。大まかに言って、有効成分には水に溶けやすい水溶性のものと、油に溶けやすい脂溶性のものがあって、お酒(エタノール)は水溶性の成分だけでなく、脂溶性の有効成分も溶かし出すことができます。また煎じる際の加熱によって成分が分解してしまうことも考えられます。お酒に浸けられることのある薬用ニンジン、冬虫夏草、イカリソウ、マタタビなどの有効成分にも、そのような性質があるのでしょうか?でも薬用であることを忘れて飲みすぎには注意してださい。

記事:エーザイ株式会社
         コーポレートコミュニケーション部
         下山 信美  (2006年4月)
お猪口と葉
 
ヤクヨウニンジン
  イカリソウ
  マタタビ
 
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