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光と健康(2006.12.01 事務長)
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事務長です

 光も波の一種(電磁波)で、目に見える光より波長が短いのが紫外線、波長が長いのが赤外線と呼ばれています。その間の波長で、目に見える光を「可視光線」と言い、約350 nm〜800 nmに相当します。目に見える光ですから、感覚的にはわかりやすいですね。光の色は、この波長によって決まります。

 でも、いろいろな色が混じると白い光になることは、普段の生活ではなかなか実感できませんね。子供の頃の実験で、プリズムを通すと鮮やかな色が現れることを、魔法のように感じた思い出があります。虹も同じ原理で見えると理科の時間に教わりましたが、不思議な現象であることに変わりありません。

 部屋が明るいと眠れないことはよく経験することですが、最近はメラトニンという体内で睡眠をコントロールしている物質の分泌が、光の影響を受けることがわかってきました。

 風水などで光や色が話題になりますが、全く根拠のない話ではなく、光や色が人の精神状態に与える影響は大きいようです。英語のBlueには「憂鬱(ゆううつ)な」という意味がありますが、気分がブルーになるという言葉はすっかり日本語でも定着しています。

 また、冬になると気分が落ち込むことが知られており、「冬季うつ病」と呼ばれています。日光浴で効果があるようですが、強めの蛍光灯に一定時間あたる「光療法」と呼ばれる治療法もあります。

 天気の良い日には、積極的に外へ出かけて散歩するなどして、体調管理に心がけましょう。

紫外線
赤外線


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コーポレートコミュニケーション部
下山信美
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