『重訂解体新書』文政9年(1826)
大槻玄沢は師の玄白に『解体新書』の改訂を命ぜられ、文政9年(1826)に『重訂解体新書』(全13巻)完成させました。約36年の歳月がかかりました。当初、南小柿寧一の原画をもとに木版で出版の予定でしたが、原書にできるだけ近づけたいと願った玄沢が、京都の銅版画 中 伊三郎(?〜1860)に頼んで銅版画に改めたといわれます。