くすりの博物館
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学芸員って何するの?(2002.11.15)
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くすりの博物館学芸員の野崎藍花です

 私はくすりの博物館学芸員です。「ご職業は?」とたずねられて、私が「博物館で働いています」とか「学芸員です」と答えると、たいていの場合はこんな質問が返ってきます。「それって博物館の展示室に座っている人?」という具合です。「博物館勤務なんて優雅でうらやましい!暇でしょう?」友だちにもそんな風に言われます。悲しいなぁ。そんなにヒマそうに見えるのかしら?

 博物館法の条文の中で「学芸員」とは「博物館資料の収集、保管、展示及び調査研究やその他これと関係する事業を行う仕事」と記載されていますが、実は調査研究や教育普及活動ばかりをやっているわけではありません。研究者の先生が来館された時には収蔵庫から資料を運び出してお見せするのはもちろん、報道機関からの取材に対応して、見学者の方のご質問や郵便でのレファレンス(問い合わせ)にお答えして・・・それから展示室の電球の取り替えもしなくっちゃ。
・・・たくさんの業務に追われる毎日ですが、できるかぎり利用者のみなさまのお役に立てるようにがんばっています。

 そして、時には博物館の外へ飛び出すこともありますよ。資料をご寄贈くださる方が東にいらっしゃれば東に駆けつけ、企画展で展示する資料を西の博物館からお借りするために西を訪れ、南での調査が必要なときにはカメラなどの機材をかかえて南に走り、講演の依頼や研究発表などが北の方で開催される日には資料をもって北に出向く。どこかで皆さまにお会いすることがあるかもしれませんね。

 なにはともあれ、所蔵資料を通じてたくさんの人々と出会うことができる学芸員のお仕事が大好き! 知る楽しみ、伝える喜び、そしてやり甲斐が一杯です!
 このコラムでは、博物館の魅力と共に、博物館で見たこと感じたことをお伝えしていきたいと思いますので、応援してくださいね。
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